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2013.04.23  ツバメのその後

今日お昼休みにツバメの巣を見上げたら、巣の淵にツバメが止まっていました。
糞も下に落ちています。
どうやらここで子育てをしてくれそうです。


杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

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2013.04.19  ツバメが来る季節

4月14日(日)の夜七時頃、机で事務的な仕事をしていると外から鳥の鳴き声が聞こえてきました。
鳴き声からツバメと思われます。

「もうツバメが来る季節なんだなぁ。」と思いながら、何となく頼りなげになく鳴き声が気になっていました。
しかもこんな時間に。

次の日お隣の方が回覧板を届けて下さって立ち話をしたところによると、「昨年の夏、マンションの入り口にツバメが巣を作ったので、糞が落ちないように巣の下に板を付けたら、警戒してこなくなってしまった。だから今年もツバメはきているんだけれど、古い巣が残っていても外で鳴いているだけでまだ巣の中に入らない。」とのことでした。

最近のツバメは巣を作る所が無くてかわいそう。
いつかタイルの壁に一生懸命泥をくっつけて巣を作ろうとしているのを見かけたことがあります。壁の下の方にはくっつかずに落ちてしまった泥がいっぱい固まっていました。

ここのツバメもマンションの入り口のタイルに、マンションの名前が貼り付けてあり、そのわずかな文字の厚さの所に小さな巣を作っています。
今年は昨夜鳴いていたツバメが住みついてくれると良いなぁと思います。

杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

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2013.03.27  ほっこりした日

今にも雨が降りそうなある日、浅草寺にお参りに行きました。
こんなお天気でも、浅草寺はとても賑わっていました。

大きな草鞋が飾ってある仁王門をくぐると前から三歳位の男の子が大きな声で「みなさまぁ、ただいまスカイツリーが見えませぇん。お気おつけくださぁい。」と言いながら、得意げに歩いて来ました。
振り返ってスカイツリーの方を見ると確かにスカイツリーの半分位まで雲に隠れてみえません。
でも、お気お付け下さいって言われても・・・。
自分の孫なら、「どうやって気を付ければいいの?」と突っ込みたい所です。

この坊やは駅のアナウンスの真似なのかなぁ。などと考えながら、大きな声で得意げに「みなさまぁ。ただいまスカイツリーがみえません。お気お付けくださぁい。」と言って歩いて行く男の子の後ろ姿を見送りました。
周りの大人達も思わずみんなニコニコ顔で見送っていました。

なんとなくほっこりした気持ちになりました。

杉並区久我山 松本整体  久保田昇子

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2013.03.22  幸せを感じる時

昨日、以前久我山に住んでいて、関西方面にお引越しされた患者さんから電話がありました。

その方とはお便りで近況を知らせ合っていたのですが、新しい土地で良い治療院を探すのが難しく、まだ良い治療院に出会えませんというお便りをいただいていました。
その患者さんが突然予約を入れて下さったのです。
故郷に帰る途中東京によって、松本整体で治療を受けたいと言って下さるのです。

こんな時は本当に幸せを感じます。
これからも頑張って良い施術をしていこうと元気が湧いてきます。

杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

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2013.02.26  迷子の子供

あまりのお天気の良さに誘われて、井の頭公園に散歩に行きました。
土曜日と日曜日の井の頭公園は小さなフリーマーケットがあちこちに出ていたり、パフォーマー達が、パフォーマンスを披露したりしてとても賑やかです。
そんな中、男の子が「おとうさん!」と泣きながら歩いて来るのに出会いました。
周りは大勢の人達が歩いているのに、誰も声をかけようとしません。
私は気になって「どうしたの? お父さんとはぐれちゃったの?」と声をかけました。男の子は「僕が○○仮面を見ていたら、行くぞと言って行っちゃったの。」
「僕ね、あちこち歩き回るとお父さん達と行き違いになってしまうかもしれないから、お父さんとはぐれた場所で待とうよ。どこではぐれたの?」
「あっち。」
「じゃあそこまで戻ろうよ。きっとお父さんも僕の事さがしているわよ。おばちゃんもそこまで一緒に行ってあげるから。ところで何歳かなぁ。」
「七歳。」
「お父さんの携帯の番号を知っている? 知っていたら電話かけてあげるんだけれど。」
「知らない。」
「じゃあお家の電話番号は?」
「知らない。」
「じゃあお家の住所は?」
「知らない。」
「あら、それじゃぁ連絡が取れないわね。もしお父さんと逢えなかったら管理事務所へ行って呼び出ししてもらうから、心配しないで大丈夫よ。」

なんていうようなことを話しながらパフォーマンスをしている広場の方に歩いていると、ちょうど管理事務所のパトロールの男性が自転車でやってきたのでその方に「迷子のようですのでよろしくお願いします。」と頼んで別れました。

私にも六歳の孫がいるので他人事ではありません。
日頃から住所は言えるように教えてありましたが、父親の携帯の番号までは教えてありません。
我が子の時はかわいいプローチの裏に住所、氏名、連絡先を書いた物を胸に付けさせていましたが、孫には何もしていないのです。
母親が全くそういう心配をしていないので、私が言っても反応が無いのです。
しかし、今日の体験は、やはり子供にはなにか連絡先が分かる物を持たせるべきだと思いました。

ちなみにしばらくしてマイクで呼び出しがかかり、途中で放送が中止になったので、きっとあの男の子が家族と会えたんだなぁとほっとしました。

杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

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2011.08.02  有名=治せるとは限らない

昨日転勤でドイツに行っていらっしゃる患者さんが来院されました。膝の痛みを治療するためです。 ドイツであちこち治療に行き、最終的には時間とお金をかけて遠くのナショナルスポーツチームのチームドクターのいる病院まで行ったそうです。 そこでドクターに「5回で治る。」と言われ、忙しい中、治りたい一心で通ったそうです。でも治療を受けている間、「こんな治療で治るわけない。」と思っていたそうです。案の定5回終わっても症状に変化が無くそれでもなんとかなるかもしれないという淡い期待を持って「後、一回だけお願いします。」と頼むと「いいけれど、それでだめだったら手術しか仕方ないわね。」と言われたそうです。 結果はやはりだめ。 それで日本に帰り松本整体で治してもらおうと思ったそうです。 その話をしながらその患者さんは「あのレベルしか治療してもらえないナショナルチームの選手はかわいそう。あれで手術なんかしたって良くなると思えないし、手術をする必要もないのに手術されてしまって、選手生命が短くなったら気の毒すぎますよね。」と言っていました。 たまたまこの話はドイツですが、日本でも有る事です。 うちの患者さんはあちこち治療に行って、最後に松本整体へおいでになった方が結構いらっしゃるので、そういう話はよく聞きます。 プロの選手はそれで選手生命を断たれてしまうわけで、死活問題です。 一般にプランドしか信用しない方が多いですが、ブランド=腕がいいとは限りません。 御自分でしっかり見極める事が大切です。                                       久我山 松本整体 久保田昇子

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2011.08.02  有名=治せるとは限らない

昨日転勤でドイツに行っていらっしゃる患者さんが来院されました。膝の痛みを治療するためです。 ドイツであちこち治療に行き、最終的には時間とお金をかけて遠くのナショナルスポーツチームのチームドクターのいる病院まで行ったそうです。 そこでドクターに「5回で治る。」と言われ、忙しい中、治りたい一心で通ったそうです。でも治療を受けている間、「こんな治療で治るわけない。」と思っていたそうです。案の定5回終わっても症状に変化が無くそれでもなんとかなるかもしれないという淡い期待を持って「後、一回だけお願いします。」と頼むと「いいけれど、それでだめだったら手術しか仕方ないわね。」と言われたそうです。 結果はやはりだめ。 それで日本に帰り松本整体で治してもらおうと思ったそうです。 その話をしながらその患者さんは「あのレベルしか治療してもらえないナショナルチームの選手はかわいそう。あれで手術なんかしたって良くなると思えないし、手術をする必要もないのに手術されてしまって、選手生命が短くなったら気の毒すぎますよね。」と言っていました。 たまたまこの話はドイツですが、日本でも有る事です。 うちの患者さんはあちこち治療に行って、最後に松本整体へおいでになった方が結構いらっしゃるので、そういう話はよく聞きます。 プロの選手はそれで選手生命を断たれてしまうわけで、死活問題です。 一般にプランドしか信用しない方が多いですが、ブランド=腕がいいとは限りません。 御自分でしっかり見極める事が大切です。                                       久我山 松本整体 久保田昇子

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2011.01.17  空いている駐車場

私が契約している駐車場の一番が空いています。
一か月前までは小さなバンが入っていました。

クリスマスが終わり、これから年末年始の用意という時期に、突然角の八百屋さんのシャッターが開いていて、工事の人が三人くらいで作業していました。

昨夜は顔色の悪い無愛想なおじさんが、いつものように奥のほうに座って「いらっしゃい。」と通りがかりの人に声をかけていたのに。
お店の野菜や箱が全て綺麗に片づけられていて、昨日までの事が夢の中の出来事のようで、何となく納得できない感覚に見舞われました。

小さなお店ではあったけれど、あまりのあっけなさに、心が痛みます。

そのおじさんが一番の駐車場にバンを止めていたのです。

年末年始のかき入れ時の時期まで待てずに閉店でした。

そして約一カ月かけて改装した所は洋服をはじめ、靴、ハンドバック等のリフォームから合鍵作りまで、手広く手掛けるショップになります。

でも、三十メートル位の所に昨年の秋から「靴とバックのリフォーム」のお店ができたばかり。

世の中不景気と言われているけれど、それより同業者の競争に先ず勝たなければならない現実。
ここでなければいけなかったんだろうか。

そう言えばこの前の八百屋さんも、まん前に「自然食品の店」があったのに開店しました。そこでは当然野菜も扱っています。そして、結局八百屋さんがお店をたたむことに。

私の治療室の斜め前にも、以前「中国整体」ができました。
今は介護のお店になっています。

やはり以前、クリーニング屋さんの前にクリーニング屋さんができました。

昔はなんとなく近くに同業が有ったら避けてお店を出していました。

今は仁義なき戦いの時代になっています。

一番の駐車場を見るたびに「あのおじさん、今頃どうしているのかなぁ。」と心が痛みます。

久我山 松本整体 久保田昇子

 

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2011.01.14  こんな富士山もいいなぁ。

今日用事があって五時頃駐車場に行きました。
ちょうど黄昏時で、ピンクとオレンジが混じったような優しい空の中に水色の富士山が、例の秘密の場所から見えました。

青空にくっきりと凛とした姿で佇む富士山は本当に素敵ですが、こんな黄昏時にひっそりと目立たない富士山もまた良いものでした。

そう言えば昨日の写真教室で、先生がある生徒さんの作品を見て、「ああ、しっかり富士山にはまってしまいましたね。こういう写真を撮り始めると富士山から抜けられなくなってしまうんですよね。
今頃山中湖の辺に行くとカメラマンが何百人とずらーと並んで太陽が昇ってくると一斉にバシャバシャ始まるんですよ。みんな富士山が好きなんですね。」とおっしゃっていました。

私にはこの寒い季節、朝の四時頃から場所取りを始めて、太陽が顔を出す一瞬のために全てをかけるほどの情熱はありませんが、折々の富士山を見るのは大好きです。

久我山 松本整体 久保田昇子

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2011.01.08  秘密の喜び

冬になると密かな楽しみがあります。

以前にも書きましたが、誰も知らない場所から富士山を見る喜びの事です。

富士山は冬が一番。
真っ白な姿が、青い空にきりりと姿を現すと、何故か嬉しくなってしまいます。特に誰も知らない自分だけの秘密の場所から、まるでのぞき見をするようにこっそり見ては「きれな姿を見せてくれてありがとう。」とつぶやきます。

何故「のぞき見」のようだと言いますと、秘密の場所の富士山は、大きなマンションと欅の木の間からちょこっと姿を見せているからです。春になって枝に葉が茂ると見えなくなってしまいます。だから裸木のうちしか見られません。木から葉が落ちて、マンションとの間から真っ白な富士山が姿を見せた時は「やったね。」と一人ご満悦です。
今年は晴れの日が多いので、その分幸せな日も多いのです。

久我山 松本整体 久保田昇子

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2011.01.06  浅草に行ってきました。

毎年一月には浅草寺にお参りに行ってお札をいただいています
穏やかに晴れて気持ちのいい日でした。

仲見世の混雑を避けて、一通り横の通りを歩いていると後ろの方で子供の泣く声が聞こえ、何かだだをこねている様子でした。その時その子供が大きな声で「ママだってうるさいよ。」と言う声が聞こえてきました。
きっとママがだだをこねる子供に「うるさい。」とでも言ったのでしょう。私は「なかなかやるじゃん。ママに負けていないぞ。」と思わずニヤリとしてしまいました。きっとママは手を焼いているんだろうな。

お参りをするため、中に入れていただいて座って待っていたのですが、いつもの年ならお部屋があふれるほど人がいるのに、今年はユウユウと座れてびっくり。お札をいただくのも長い列になるのに、何も並ばずいただくことができました。これも不景気のせい?
不景気なほど、「苦しい時の神頼み」で大勢お参りにくるような気がするのですけれどねぇ。

とても不思議な初詣でした。

久我山 松本整体 久保田昇子

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2011.01.05  明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
新年はいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は娘家族達と母の総勢七名の賑やかなお正月を迎える事が出来ました 。
風邪をひいたり、お腹を壊したり等小さな事は色々ありましたが、大事に至らず、七名が無事お正月を迎える事が出来本当にありがたく、幸せだと思っております。

今年も五日が過ぎようとしています。

新年を迎えて新たな気分になる間もなく、またウサギ年が脱兎のごとく過ぎ去って行くのだなぁと感じております。

年のせいなのか、世の中が慌ただしくなってしまったのか、一年の過ぎるのが早い事早い事。
実感としては、この間新年を迎えたと思ったのに、もう次の年になってしまったという感じです。

私が年末年始に感じたのは、残念ながらやっぱり、世の中は景気が悪いのだなぁという事です。

年末の買い物に行っても、いつもの年より両手に年末年始の買い物の荷物をいっぱい持って歩いている人が少なかった事。昔はみんな両手にいっぱい買い物袋を持って忙しそうに歩いている人が多かったような気がします。今は家でおせちを作らない人が増えたせいなのか、買い控えをしているのかは解りませんが、荷物をあまり持っていないのです。

門松も、今はドア飾り式のものが多くなりましたが、それも小型化していますし、しなくなったお家も増えてきました。

初詣に行きましたが、お賽銭はほとんど硬貨ばかり。それも五円、十円位の小さな単位の物が多いのでびっくりしました。お札が入っているのはほんのわずか。景気の良い時は、結構一万円札なんかも交じっていましたのに。

「一年の計は元旦にあり」といいます。最初から景気の悪い話はやめて見通しの明るい話をしたいのですが、何かありませんかねェ。

きっと今年は良い事があると信じて頑張りますのでよろしくお願いいたします。
それにしてもこの「院長日記」は八月以来で五カ月ぶり?
今年は先ずこの辺から改善しないといけないと反省しています。

お約束していた、父の本の紹介も少しづつさせていただきますのでお楽しみに。

久我山 松本整体 久保田昇子

 

 

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2010.08.03  ある患者さんとの会話

昨日四月からおいでになっている患者さんが、施術が終わってお金を支払われる時に「先生、この辺に変な痛みが有るんですが。」と言って、右のお尻の下のところを示されました。

私は施術時間は終わっていましたが、今施術している患者さんに「すみませんが2~3分いただけますか?」とお許しを頂いて、すぐにまたベットに戻っていただき、気になる所を施術しました。

ちょっとしてあげただけですが、ありがたいことにすぐに痛みが取れてお帰りになりました。

一部始終を聞いていた患者さんが「先生はいつもあんな風に言われた時、診てあげているんですか?」と聞かれたので、「その痛みがすぐにとれそうもないようなものなら次の治療で特に注意するようにしていますが、すぐ改善できそうなものは、その場ですぐにしてあげます。」とお答えしました。

すると「本当ですか? 私今まで何件も色々なところで治療していますが、今までそんな事をしてくれたところはないですよ。全部『じゃあ次回に治療しましょう。』とか『しばらく様子を見て下さい。』と言われて、そのままですよ。」っておっしゃいました。

長年施術をしてくると、患者さんの訴えがちょっとしてあげるだけで楽になるものか、時間をかけないと無理なのかがだいたいわかります。他の患者さんに御迷惑をおかけしない範囲でしたら、すぐしてあげる方が患者さんは安心なさいます。特別な事をしているわけではありません。

こんな時いつも思うのは、父から譲り受けた理論のおかげで、どこをどうしてあげたらいいのかがわかり、結果的に患者さんのためになっているのだということです。ありがたいなぁと思います。

杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

 

 

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2010.07.28  二十年目に知らされた事

先日、二十年ぶり位に電話をくださった患者さんがいました。
お孫さんが具合が悪いので見て欲しいとの事でした。

お孫さんの治療が三回位で無事終わった日の帰り際に「先生、今度は私の治療もお願いします。改めて電話します。」とおっしゃいました。

でもわたしは本当にまた電話が来るとは思わずそんなことすっかり忘れていました。帰り際に「今度は私をお願いします。」と言っても実際においでになる方は少ないので、またそんな事だろうと思っていたのです。

そしたら三カ月位して本当に予約の電話が入りました。

彼女は実にそそくさとベットまで来て嬉しそうな顔をして「ああ、やっと先生の治療が受けられる。この日をどんなに待った事か。嬉しいなぁ。」とおっしゃるのです。二十年もおいでになれなかったのには何か理由がおありなのだろうとは思いましたが、深くお聞きする事もなく治療を終わりました。

施術が終わり着替えをして、お金をお支払いいただく時になって彼女はしんみりとした調子で「私、本当に何回も来たいと思ったんですよ。でもね。助手の先生がいるかもしれないと思ったら電話できなかったの。」とおっしゃるのです。
「えっ。どういう事ですか?」とお聞きすると
「実はね、私二十年前に先生のところで治療を受けていた時、女性の助手さんが入ったでしょ。まだ見習いだったからしょうがないんだけれど、先生が治療して下さった後、助手さんに『治療を始める前と今の変化を確かめてごらんなさい。』って言って、助手さんに触らせた時、助手さんが触れた途端、せっかく先生に治療していただいたのに、体がガタガタと悪くなる感じがしたの。私もまだ若かったから『いやです。』とは言えなくて、もう来るのやめようと思ったの。
今まで何回も来たい時があったんだけれど我慢して近所に行ったりしたんだけれど、孫の具合が悪くなった時『もうこれは先生のところでしか治せないだろう。』と思ったから勇気を出して予約の電話をして、それにかこつけて様子を見に来たの。そしたら助手さんがいなかったので、これでやっと私が治療できると思ってすごく嬉しかったのよ。」
と打ち明けて下さいました。

「私の体は先生の手ではないとだめなんです。先生の手は本当に不思議な手なんです。」と言われました。

褒めていただいて本当にありがたく、嬉しかったのですが、それより助手が背骨を少し触っただけなのに、そんなに敏感に影響を及ぼしていたことに驚きを感じました。

ショックでした。

「手当」とは文字通り「手を当てる事。」

でも、ちょっとしたことがそんなに人の体に影響を及ぼしてしまっていたのかと、改めて施術をすることの怖さを知りました。

そして、そんなことに全く気がつかなかった私の迂闊さが悔やまれます。

杉並区久我山 松本整体 久保田昇子

 

 

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2010.07.21  日本人って

今月十五日から五日間パラオに行ってきました。
雨期に入っているはずでしたが「今年は何故かまだ雨が来ない。」と現地の人が言っていました。
そんな訳で適度にスコールに会い、こんなお天気めったにないというまるで台風のような強風と雨にみまわれたりで変化に富んだ面白い毎日を過ごしてきました。

旅行者はゆったりマイペースでそれぞれの日々を過ごし、動きまでゆったりしてきて、多分心もかなり穏やかに豊かになれたのではないでしょうか。

私達は本来ならゆっくり休みに行くはずなのに、連日朝から夜まで遊びまくり、「これって体が休まらないんじゃないの。」なんて思いながらも日々の計画を無事こなして日本に帰ってきました。

ところが成田に着いて携帯が繋がるようになった途端、今までゆっくり歩いていた人達の顔つきが変わり、一斉に携帯を取り出し慌ただしく動き出しました。

ああ、日本人!

旅の余韻などを楽しむほど余裕のある生活は待っていてくれなかった。

杉並区久我山 松本整体

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2010.06.29  人間ウオッチング

昨日赤坂に用事が有り、井の頭線に乗って出かけました。
久我山は急行も止まるのですが、各駅より混んでいて、なかなか座れません。
できれば少し座りたかったので、明大前で一番人が降りる二両目に乗りました。
予想が当たって、見事私の前とその隣が同時に空き、私と隣りに立っていた私より若いと思われる人と同時に座りました。
ところがホッとしたのも束の間、明大前からお年寄りが御夫婦で乗って来られました。
わたしは急いで目の前に立ったおばあちゃんに席を譲りました。
当然私の隣の人も譲ると思ったのですが、全くその気配もなく、知らん顔して座っています。もちろん席を譲る譲らないは自由ですが、おじいさんはヨタヨタしていて片手で吊革、もう片手は鉄棒につかまって必死に踏ん張っているのに知らん顔です。私は思わず睨みつけたのですが、寝たふりを始めました。
こんな人に無理に「譲ってあげて下さい。」って言っても気持ち良く譲ってもらえないなと思い、諦めました。

渋谷についても、おじいさんの歩き方がヨタヨタなので様子をずっと見ていました。
ところがです。
おじいさんはヨタヨタしながらも改札に向かってさっさと歩いていきます。
おばあさんは杖をつきながら、おじいさんより7~8メートル遅れて歩いています。
私はなんとなく気になって後ろからゆっくり歩いて行くと、おじいさんは改札を抜け私が銀座線に乗り換えるため別れるまで、一度もおばあさんを振り向かなかったのです。
びっくりです。
多分普段の暮らしの中でも、おじいさんは自分のしたい事を「お茶」とか「お腹すいた。」とか「テレビ点けて。」なんて口だけで、おばあちゃんになにもかもしてもらっているんだろうなぁ。そして、おばあさんの様子に気を使う事もなく何年も暮らしてきたんだろうなぁと思いました。あとから杖をつきながら歩いてくるおばあちゃんに全く気を使う事もしない旦那さんなのに、それを不満にも思わず、ただひたすら付いてきたおばあちゃんはすごいなぁと思いました。
今だったらすぐ離婚です。

こんな話を患者さんにしたら、「先生、お家に帰るまでおばあちゃんがいない事に気がつかなかったおじいちゃんがいるんだよ。おばあちゃんは電車で寝てしまい、終電で終点まで行ってしまって、どうやって帰ったら良いか解らず困ってタクシーで家に帰ったんだって。おじいちゃんはおばあちゃんを起こしもせず、家まで一度も振り向かなかったにみたいで、おばあちゃんがすごく怒っていたよ。」って話してくれました。

上には上が有る!

そういえば長嶋さんも一茂さんを球場に置き去りにして、家に帰ってしまったんだっけ。

杉並区久我山  松本整体 久保田

 

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2010.05.20  つばめ

治療室の向かい側に靴下屋さんが有りました。
そこの軒先に毎年ツバメが巣を作ります。
今年もやはりツバメが来ていました。
ところが靴下屋さんが閉店になり、改装が始まりました。
改装屋さんもツバメの巣に気がついたらしく、巣の近くの工事はしないようにしたらしいのですが、ツバメはいなくなってしまいました。

久我山の駅の垂直のタイルの壁にツバメが巣作りをしていました。
垂直なので泥がなかなかつかず、下にいっぱい落ちています。
それでもツバメは器用に垂直の壁に停まり、嘴で一心に巣作りをしようとしています。

久我山駅は二階にあるのですが、何処からどうやって入ってくるのかツバメが飛び交っています。

逞しいツバメたちです。
無事生き延びて欲しいです。

杉並区久我山 松本整体

 

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2010.05.05  サンデイドライバー

流石にゴールデンウィーク。

何がゴールデンなのか良く解りませんが、連日渋滞情報がすごいですね。
渋滞すると解っていても、長い休みになると何故かどこか遠くに行かなければいけないような気分になって、ついつい車で遠出をしてしまいます。
今年もどこもかしこも渋滞。

私は渋滞の一つの原因としてサンデードライバーがどっと繰り出す事も関係あるかもしれないと気がつきました。
もちろん圧倒的に車の台数が増えてしまう事が原因なのは明らかなのですが、不慣れな運転で、むやみにブレーキを踏んだり、もう少し周りの車に合わせたスピードにしてくれたらいいのにと思われる場合が有るからです。

高速道路だけでなく、一般道路も同じで、40キロ制限の道を30キロで走っていたり、交差点の真ん中でどちらに行こうか迷って停まってしまったり、普段ならあまり考えられない事がおこっています。

久しぶりに運転するとドキドキしますし、正しく素早く判断することが難しいのは良く解ります。運転免許をもっているいじょう、そういう人達も運転する権利はあります。でも、やっばり大勢の人に迷惑をかけていることも事実で、難しいですね。
取り敢えず、色々な人がいるんだなぁと広~い心で、イライラしないようにしましょうね。

杉並区久我山 松本整体

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2010.04.14  仲間だけに解る言葉?

小学校三年生の女の子が治療に来ています。

前転をしたら背中と首が痛くなったというのが主訴でした。

しかし、初診の時の彼女の顔は暗くて、ろくに話もしない子でした。

普通の子供に見られる明るさが無いのです。

もしかしてと思って、聞いてみると、学校にはあまり行かず、行っても半日で帰ってきたりしているみたいでした。椅子に座っていると気持ちが悪くなるというのです。

ランドセルも気持ち悪くて背負えないので、学校へは手提げを持っていくとの事でした。体を見ると何処を触ってもくすぐったがり、筋肉がぱんぱんに張っています。

骨盤の曲がりもあります。

これでは学校に行きたくなくなります。

私は一緒についてきたおばあちゃまにお話しして、「背中や首の痛みはすぐ治りますが、この体はきちんと治してあげないとかわいそうです。少し通ってください。」とお願いしました。

施術が始まって、一回ごとに顔が明るくなり、自分から話しをてくれるようになりました。

ところが・・・・・。

彼女の言葉が分からないのです。

文章になっていないのです。

例えば「昨日は体どうだった?」

「足がぐしゃぐしゃだった。」

「ぐしゃぐしゃって良く解らないなぁ。痛かったの?」

「痛いのはなかった。バラバラな感じ。」

「バラバラも解らないなぁ。何をしたらどうなったの?」

「お蒲団が上から落ちてきたらぐしゃっとなった。」

「落ちてきたらぐしゃっとなって足が痛かったりしたの?」

「痛いんじゃなくて、いつもならお蒲団を支えてこらえるのに、それができなかったの。」

「足に力が入らなかったってこと?」

「じゃなくて転んだだけ。」

毎回こんな調子で、結論を手繰り寄せていく作業が必要でした。

彼女が元気になって、学校に行ってもちゃんと座っていられて、ランドセルを背負っても気持ちが悪くなくて、背中も痛くなくて、首も痛くないのだから、これ以上望む事はないのですが、何となく心に引っかかりを残したのです。

全部が全部ではないでしょうが、彼女達の会話は、日常的にこんな感じでも、何となく仲間には理解できる世界なんでしょうね。

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2010.04.11  ツバメを見ました。

昨日の朝、ツバメが飛んでいました。
巣の作れる場所を探しているらしく、低空飛行であちこちの軒先を覘いていました。
私は思わず、「ここの軒下には古い巣が有るから、これを利用したらいいのに。」とツバメに話しかけました。
私の願いも空しくツバメはここの軒下を覘くことなく、どこかに飛び去りました。
昨日今日は暖かかったからいいですが、明日からまた寒くなるそうで、無事に生き延びられるかなぁと心配になります。

杉並区久我山 松本整体

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2010.02.27  厳島神社に行ってきました。

何年ぶりかで、娘と一緒に旅行に行ってきました。
独身の娘の良縁を願って出雲大社にお参りし、その後厳島神社に向かい、そこで一泊しました。

出雲は、以前神無月(出雲は神有月)に行った時はものすごい人出で、御祈祷を受けるのに、四十分位待ちました。お札を受け取るのも、仮設のテントができて、そこでいただいていたりしたのですが、さすがにシーズンオフ。参拝者の姿はちらほらで御祈祷も殆ど待つことなくうけることができました。
どうぞいいご縁が有りますように。

そのあと宿泊場所の厳島神社までレンタカーを飛ばし、夕方無事到着。
同行してくれた友人が「サプライズを用意しています。」と言って連れて行ってくれたのが、海からあのシンボル的存在の海の中に建つ鳥居をくぐるツアー。次第に暗くなり始めた海の中で、厳島神社に向かい正中線から鳥居をくぐるという行為は、何とも厳かで、神聖で涙が出そうになりました。厳島神社に招き入れられているような気分になるのです。
これは、引き潮の時ではできない事で、ラッキーでした。

次の朝早起きして、一人厳島神社に参拝に行きました。朝六時半には参拝の受け付けをしてくれるそうで、もしできるのでしたら、この早朝のお参りは、殆ど参拝者がいないので、本当に気持ちがいいです。それに朱塗りの柱や梁が美しい回廊をあるいていると自然に優雅な気分になります。胸一杯、体一杯に神聖な空気を吸い込み、一人静かに回廊を歩いていると、この一瞬の幸せをしみじみ感じます。
私にとって、厳島神社は忘れられない場所になりました。
絶対もう一度来ようと思いました。

もうひとつラッキーな事が有りました。
結婚式が有り、式の後、古式豊かな舞いが舞われ、それはそこにいた人みんなが見る事が出来たのです。
テレビでは見た事が有りますが、実際に見るのは初めてで、「良い時に結婚式を挙げて下さって、ありがとう。」って思いました。

シーズンオフの旅行もなかなか良いものですね。

杉並区久我山 松本整体

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2010.02.23  思わず「ニコッ」

先日電車で出かけた時、背中にデイバックをしょっていたので、先頭車両の一番端のコーナーを狙って乗車しました。
そこなら混雑してきてもデイバックがじゃまにならないと思ったからです。
幸いすいていたので、狙った場所を確保でき、ほっとして前を見ると、七十代位の紳士が反対側のコーナーで本を読んでいました。
ハンチングがとてもお似合いで、服装もとてもセンスがあり、あんな風に素敵に年をとれたらいいなぁと思いながら、ふとバックを見ると、ショルダーバックを周りの人に迷惑にならないようお腹の前に抱えていました。
そのお腹の前のバックにちょこんと佐藤薬品のマスコットのカエルのケロちゃんがぶら下がっているのです。
頭の先から足の先まで、申し分ないファッションの紳士のバックにカエルのマスコット。なんとなくほほえましくて思わず「にこっ」としてしまいました。

蛇足ですが、私もこのマスコット持ってまぁす。

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2010.02.17  なるほどね

先日久しぶりに暖かい陽が出て、気持ちがよかったので、散歩にでかけました。
そしたら、前をおばあちゃんが二人で仲良く歩いていました。
お二人の話が何気なく聞こえてきて、聞くともなしに聞いていると
「私ね、昔はお年寄りの夫婦が仲良く手をつないで歩いている姿を見て、『仲が良くて素敵だなあ』と思っていたんだけどね、自分が年を取って見てわかったんだけど、あれは仲がいいわけじゃなくて、お互いに足元がおぼつかないのを助けあっているだけなのよね。一人で歩くの危ないもの。」と言うのです。

はー。なるほどね。実感ですねぇ。

杉並区久我山 松本整体

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2010.02.09  シジミチョウを見ました。

毎日寒い日が続きましたが、今日はぽかぽかとした、いい気候になりました。日射しは春です。なんとなくうきうきしますね。

昼休みに外に出ると、久我山駅前で、シジミチョウがヒラヒラ舞っているのが目に留まりました。
この暖かい陽気に誘われて飛び出してきたのでしょうか。
なんだか嬉しくなりました。
でも、せっかくチョウチョが出てきたのに、舞っているのに、誰もそれに気が付いていません。誰かチョウチョの方を見ているかなと、あたりを見回しても、誰も気が付いている様子が有りません。ちょっと悲しいです。
余裕がないのかなぁ。
自然の移り変わりに興味がないのかなぁ。
まあ、この小さな幸せを私だけ独占できたからいいっか。

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2010.01.24  日曜日の井の頭公園

今日、日曜日の井の頭公園に行ってみました。
こんな季節に人なんかあまりいないだろうと思ってカメラを持って出かけたのですが、私の想像は見事にハズレ。
まだ寒いのに、こんなに大勢の人が、公園で気ままに、思い思いの過ごし方をしているのかとびっくりしました。

恋人同士はもちろん。小さな子供を連れてきている若い夫婦。お友達とベンチに座って楽しそうに話しているおばあちゃん。犬の散歩をしている人も多かったです。

フリーマーケットもしていて、20代の女性から、多分60代後半と思われる男性まで、色々な年齢層の人達が自分の作品と思われるものを畳半畳分くらいのスペースに並べて売っていました。

足こぎの白鳥は、交通整理が必要なのではないかと思われるくらい、池に浮かんでいました。

その中で私が一番心に残った人がいます。70代位の男性が一人。池に向かって座り一心不乱にハモニカを吹いているのです。ハモニカの音は周りの雑踏にかき消されてほとんど聞こえてこないのですが、近づいて耳を澄ますと「埴生の宿」でした。池を一回りして、再びここに戻ってきた時、この男性はまだ同じ姿勢のまま、相変わらず小さな音でハモニカを吹いていました。
誰もこのおじいさんに気付く事もなく、足を止める人もいません。
公園の中には色々なパフォーマーがいて、みんな人に見せるため、聞いてもらうためにパフォーマンスをしているのに、この男性は、自分のためだけにハモニカを吹いているのです。誰に聞かせるわけでもなく、吹きたいものを吹きたいだけ吹いたらきっと家に帰るんでしょうね。
こんな日曜日の過ごし方。すごく素敵だなぁと思いました。

杉並区 松本整体

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2010.01.23  今朝の雲

今朝、家を出る時、空を見上げて感動しました。
上空にかなり冷たくて強い風が吹いているのでしょうか。
ちょっとウロコ雲に似た細かくて薄い雲が、全部同じ方向に並んで浮かんでいました。
まるでウロコの上を竹ぼうきでそぅっと掃いた様な雲が、真っ青な空に一面に浮かんでいるのです。
全部同じ方向に並んで。
カメラがあったら撮りたいような雲でした。

久我山 松本整体

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2010.01.16  犬にひかれて

牛に引かれて善光寺という言葉が有りますが、今朝は犬に引かれた散歩に会いました。

朝仕事に来る途中、車を運転していると、前方に犬を連れて散歩しているおじいさんが見えました。
困ったことに道の真ん中をゆっくりと歩いています。
車が近付いても音が聞こえないのか、相変わらず真ん中をテケテケと歩いているので、クラクションを鳴らそうかどうしようか迷いながらゆっくり近づいて行きました。
そしたら犬が車に気がついて、さっさと道の端によってくれました。ちょうど、おじいさんを引っ張るような形で。
おじいさんは振り向きもせず、相変わらずの歩調でゆっくりと犬に引かれるようにしてあるいています。
なんだか犬がおじいさんを散歩させてあげているようで、笑ってしまいました。
気持ちがほっこりしました。

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2010.01.10  傑作年賀状

明けましておめでとうございます。
今年もマイペースでアップしていきますのでよろしくお願いいたします。

今年の年賀状の中に傑作がひとつあったのでご紹介します。

雨ニモ勝テズ
風ニモ雪ヤ夏ノ暑サニモマケツツ
イッショニ散歩シケンコウヲタモチ
欲ハハテシナイガカネハナク
イツモユニクロヲキテイル
一日六グラムノ塩分(厚労省推奨値)ト
六種類ノクスリヲヤリ、いや、ノミ
トキドキゴハンモツクッテミル
西ニ嫁サンor婿サン候補ガイレバ
行ッテヨロシクオネガイシマストイイ
東ニ雑種犬ガアレバ
行ッテヨシヨシシテカワイガリ
シゴト、教室、テンランカイ
キガツキャマタ一年タッチマッタ、ト。
ソウイウモノニ
ワタシタチハスデニナッテイルカモ

どうですか?
思わず笑っちまいました。

 

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2009.11.17  悲しい気持ちになる患者さん

医療従事者に聞いても同じケースがよくあるらしいのですが、私達が仕事をしていて一番空しい思いをするタイプの患者さんは、こちらの誠意や一生懸命さが全く通じないタイプの方です。

訴えはとても大変そうなことをおっしゃいます。
だからこちらも少しでも早く楽にしてあげたくて、時間延長してあげたりして一生
命施術します。
そして術後本人はとても体が楽になったと喜んで「私は一生先生に御厄介になりたいから、先生いつまでも元気でいてくださいね。」みたいなことをおっしゃり、次の予約をしていらっしゃるのですが、次の予約は何の連絡もなく来ない。
もしかして予約の日を間違えていらっしゃるのかと思い、お電話してみても連絡が来ないのです。

「えっ!あの言葉はなんだったの?」って思います。
こういう時は空しいですねぇ。

時間延長してまで、なんとかしてあげたくて頑張っても、こちらの誠意が通じていないんですね
もちろん来なくなっても構わないんです。でも何の連絡もなく予約のキャンセルもしないで来なくなるのは、患者さんのことを心から心配しているだけに寂しいのです。

杉並区久我山 松本整体

 

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2009.10.14  本能が見えた瞬間

以前あるテレビで男と女の能力の違いのような内容の事を放映していました。
原始の昔男は狩りをして家族を養っていた。一度狩りに出ると獲物を追って森の中に入るため、方向が分からなくなってしまうと家に帰れなくなる。だから常に自分の位置を確かめる能力が身に付いた。
逆に女は、あの森のあの辺においしそうな実がなっていたから、とか、あの木の根元にある芋を掘りに行こうというように、周りの状況から情報を得て自分の位置を決める能力が養われていったというような内容でした。

現代人はそういう本能でも動きますが、例えはお友達のマンションなどに行く時は、そういう能力より、数字的な何丁目何番地の何号室という資料を基に行動してしまいます。だから周りにどんな建物があったとかいうことを見失いがちです。それが孫でとても面白い事を体験しました。

一か月に一回か二カ月に一回位、娘の仕事の都合で、孫を預かることがあります。
私の住んでいる所はマンションなので、どこの家も、外から見たらみんな同じです。
でも、孫を連れてくる時は、わざと孫を先に歩かせて、「おばあちゃんのお家はどこかなぁ。」と言いながら歩きます。
最初はドアを見ながら「ここ?」と聞いていました。
ところが二か月前に連れてきた時、「おばあちゃんのお家どこかなぁ。」といつものように後ろを歩いていくと、ある所でピタリと止まって廊下の外を見てから「ここ。」と間違える事なく、私の家のドアを指差したのです。
「えっ。彼女は外の景色と私の家との位置関係を覚えていたのかなぁ。」と不思議に思いました。
その前に来たのは四か月前です。
それで先日連れてきた時はいつものように「おばあちゃんのお家どこかなぁ」と言いながら孫の様子を注意深く見ていました。
そうすると、やはり私の家のドアの傍にくると、廊下の外の景色を確認して、「ここ。」と指さすのです。当たりです。

数字の分からないこんな小さい子が、周りの景色で、自分の行くべきところを判断した事に、とても驚き感動しました。

私たち大人が忘れている本能が、この小さな孫にちゃんと備わっている事の不思議さ。
何万年も前に備わった能力がまだ残っているんですよね。
いまだに続いている本能を見た瞬間でした。
すごいと思いました。

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2009.10.07  勝手な自分

今日少し時間があったので、お昼にデパートにランチを食べに行きました。

昼食が終わってエスカレーターで降りてくると、子供服売り場に2~3才と思われる男の子がエスカレーターのそばに立っていました。
「うちの孫と同じくらいの年かしら。かわいいなぁ。」と思いながら、その子にぶつからないようによけようとすると、突然その子が、持っていた傘を振り回したので私にあたってしまいました。
知らないでしてしまったことだから仕方ないないなぁ。と思って親の顔を見ると、傘を振り回している子供を注意もしないし、当ててしまってごめんなさいでもなく、黙って子供のしている事を見ているのです。

そのとたん、私の心は豹変し「クソ親とクソガキ」(下品だとは分かっているんですよ。)と叫んでいました。
子供は憎くないのですが、親がこんなだと可愛くなくなってしまう心の狭さ。
我ながら情けないと思いました。

それにしても、孫ができたとたん、赤ん坊や小さい子を見ると、自然に顔がほころびるのはなんなんでしょうね。

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2009.08.25  蝉

湿度が低くなり、暑くても過ごしやすくなってきました。
蝉の鳴き声も少しづつ少なくなって、秋の訪れを感じます。

少し前からあちこちに蝉が腹を上にして死んでいる姿が見られます。
長いものでは17年も土の中で生活して、地上に出てくるのはわずか1週間から10日位。
彼らはその僅かな間に、自分の命を継承させるためだけに鳴き続け、燃え尽きて生命を終えます。

私達からみると、長い間土の中にいて、たった1週間から10日しか地上で生きられない蝉に対して何となく哀れを感じてしまうけれど、最近少しその考え方が変わりました。
彼らにとって土の中こそ、自然の脅威にさらされにくく、天敵に狙われることもない、安全で過ごしやすいところなのではないかなぁと思うのです。
土の中でゆっくりじっくり生きる事を楽しんだ後、自分の人生の最後の仕上げとして、地上に現れ、天敵に狙われるのを覚悟でメスを求めて鳴き続け、力尽きて死んでいく。

なんて潔い姿なんだろう。
蝉の死骸を見ながら、ふとそんなことを考えてしまいました。

ところで今年はミンミンゼミが多かったような気がします。
松本で育った私は、夏の蝉の鳴き声といえば「ミーン、ミンミンミーン」でしたが、東京に来てから主流は「ジージージー」になりました。
それが今年は半々に聞こえました。
いつもの夏とちがう夏でした。

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2009.08.01  今年は異常?

今、外からミンミンゼミの声が聞こえています。
アブラゼミの声は七月の十日前後からきこえていましたが、ミンミンゼミは初めてです。
蝉の声ってどうしてあんなに暑苦しいんでしょうねぇ。

でも、今年は少し異常な感じがします。
十日位前にトンボが飛んでいるのを見かけました。
そして昨夜はあちこちで虫の音が聞こえました。
毎年虫の音は不思議なくらいきちんとお盆が終わると聞こえてきました。
最後の日とはいえ、七月に鳴くなんて変です。

今年は冷夏なんでしょうか。
秋の実りは大丈夫でしょうか。
涼しいのは助かるのですが、やはり暑くなるべき時は暑くならないと不自然ですね。

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2009.07.28  またもや虹が

月曜日は診療が午前中だけで、午後はおけいこ事や、普段時間が無くてできないことをかたつけるひにあてています。

昨日は雷雨になるという天気予報に、ベランダ側の戸を開け放して出てきたことを思い出し、雨が降りこむと大変なので夕方急いで帰りました。

もう雨が降ってきていて、家に着くなり急いで戸を閉めようとベランダに行ってみると、先日虹が出た時のように、雨があがって、明るい日が照っていました。なんとなく「今日も虹が出るんじゃないかなぁ。」と思い、ベランダに出ました。

そしたら、ありました。東の方に池袋のサンシャインビルが見えるのですが、その横に縦に虹の下の方が出ていました。半円の下の縦の部分だけで、その上は黒い雲に覆われていました。「もう一方の足は出ないかなぁ。」と半円を描いたらこの辺が下の部分になりそうなところを見ながらしばらくまちました。待った甲斐がありましたよ。すこしずつ縦の虹が出始め、虹の両端の縦線がくっきりでました。真ん中の円の部分は雲がかかって見えませんでしたが、待った甲斐がありました。
ちょっとうれしいひと時でした。

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2009.07.24  虹、見ましたか?

十九日の日曜日に、娘夫婦がハワイで見た虹のきれいだったことを、嬉しそうに話していた時、ふと外を見ると真正面に縦に虹が見えました。
「あれっ。虹じゃない?」
「あっ。はっきりと見えるの珍しいねぇ。」
と言って全員がベランダに出てみました。

そしたら、なんとすごいんです。
虹の端から端まで半円を描いてくっきりと東京の街を覆っているのです。
そしてその少し横に薄い虹が、「立ち始めたけれど途中で止めた」みたいな形で寄り添っていました。
東京でくっきり半円を描いた虹を見るのは初めてで、全員で感動して薄くなって消えていくまで眺めていました。
いつまでも感動が残った虹でした。

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2009.07.23  防犯についてお巡りさんに聞きました。

先日、泥棒の侵入未遂がありました。

その時お巡りさんが犯人の指紋と区別するために私の指紋も採りに来ました。

せっかくお巡りさんと一対一で話のできるチャンスです。

私はいくつかの質問をしてみました。

先ず、「○○交番の者ですが。」とお巡りさんが訪ねてきた時、確かにその人がお巡りさんなのかどうかはどうやって判別すればいいのか聞きました。

「例えば、よくドラマで見る警察手帳なんて見せられても、本物を一度も見たことがなければ、その手帳が本物かどうかも分かりません。

服装だってそれらしきものはインターネットで買える時代です。お巡りさんの服装だけで本物と判断するわけにはいきません。どうやって判断したらいいですか?」と聞いたところ、

「服装は先ず外に出る時は必ず拳銃を携帯しているので、脇に拳銃ホルダーが下がっています。それよりも何処の署の誰かを聞いて、その警察署の電話番号を自分で調べ、その署に電話して『そちらの警察署から○○さんという警察官が来ていますが、そちらの警察署に所属していますか。』と聞いてください。」と言いました。

「そんなことして失礼ではないのですか?」と聞いたら、「最近詐欺事件などがあり、私達もなかなか身分を信じてもらえなくて困っているんです。遠慮なく確かめてください。ただし、電話番号は大変ですがご自分で調べてくださいね。」と言われました。「もし偽物だと自分の仲間の電話番号を教えてしまいますから。」とのことです。

また、もし自分のうちの鍵を変えたいと思ったら、警察署の防犯課に電話して、どういうカギがいいか聞いたら教えて下さるそうです。

それから一人暮らしが心配な人や、長い間留守するため心配な人は、所轄の交番に事情を話し巡回をお願いすることができるそうです。

お巡りさんたちが一番手こずるのは、不幸にして孤独死をしていらっしゃる人や、交通事故に遭った人の近親への連絡が早く出来ないことだそうです。

早く家族に知らせたくても手掛かりがない人が多いとのこと。小さなメモでいいからお財布の中に「緊急連絡先」を書いて入れておいてもらうだけで、連絡が早くできるとのことでした。

そんな話をしながら、私の指紋採取は終了しました。

因みに私の指紋は犯罪者と区別するための指紋採取なので、登録されるわけではなく、破棄されるそうです。

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2009.06.23  これはエコ?

食堂のディスプレイにワンタン麺があったので、ワンタン麺大好きの私は迷わず中に入りました。

本当に何年かぶりでおいしいワンタン麺をいただき、すっごく幸せだったのですが、お箸が塗箸。

ワンタンがつるつるすべってとれません。仕方がないので蓮華の中に入れて、落ちそうになる熱いのを我慢して、流しこむように口に入れました。地球温暖化防止に協力しているつもりなのか、景気が悪いので節約なのか知りませんが、これは困りました。この場合割りばしですよね。

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2009.06.20  こんな時どうしますか?

あずさに乗っていたら、隣の隣のおばさんが眼鏡が曇らないマスクをしていました。

でも・・・。はなの高さとほほの高さのギャップを埋めるためにあるパッキンのようなものを外側にしていました。あれでは下を見る時白いものが邪魔をするのに。

それに、隙間があると曇るので曇らないようにわざわざパッキンのようなもので隙間を埋めているのに、外に出していたら、全くこのマスクをする意味が無いんですけれど。 

教えてあげたかったけれど隣の隣なのでそのままにしました。

もしかしてわざとしていたのかしら?

それを確かめる勇気もない私です。

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2009.06.19  おまわりさんは命懸け

昨日、JR山手線のある駅に向かって歩いていました。
駅の横に交番があり、二人のお巡りさんが外に出て話をしていました。一人のお巡りさんは交番の前、もう一人は交番の横で駅の方に背中を向けていました。

すると交番の前に立っていたお巡りさんが、交番の横に立っているお巡りさんに「そんな所に立っていると、後ろから刺されるかもしれないから、もっとこっちにいたほうがいいよ。」と言っていました。

のんきに立っているようでも、お巡りさんは命がけなんですね。

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2009.05.16  人生いろいろ

 患者さんの中には、いろいろな事を抱えて来院される方がいっぱいいます。
子供の事、ご主人の事、ご自分自身の事、家族の事等本当にいろいろです。
その中で最近特に思うことは、「うつ病」で悩んでいる人がどんどん増えているということです。
どうしてこんなに心を病んでいる人が多くなってしまったのでしょうか。
忙しすぎるのが原因でしょうか。
人とのコミュニケーションがしずらくなっているのが原因でしょうか。
心の病というのは、何ヶ月で良くなるという見通しがたたなく、いつまで続くのかわからない分、周りの人だけでなく、当の本人が一番辛いものです。本人が一番「何とかしなくては、なんとかなりたい。」と強く願っているのですが、暗い底なし沼で、出口も見つからず、何とか這い上がろうと頑張るのですが、もう少しで這いあがれそうな時、ふとした何気ない周りの人の一言で、ズルズルとまた底なし沼に落ちてしまう。こういうことの繰り返しに、心が疲れ切ってしまって、生きる力を失くしてしまう人もいます。悲しいですね。
元気な時だったら笑って済ませるし、「何言ってるの」とやり返せるのが、鬱の時はそんな力は全く出なくて、ちょっとした言葉が体当たりされたような打撃になって襲ってくるのです。
世間でよく、「頑張れ」と言ってはいけないとか言いますが、はっきりいってそんなことより、何も言わず「あなたは私達になくてはならない人なの。どんな時でも味方だから。」という姿勢でじっと待っていてくれる方がはるかに嬉しいものです。
周りに「うつ病」の人がいる方。どうぞ励ますのではなく、「私は皆に必要とされている。」という自信が少しずつ持てるよう見守ってあげて欲しいです。

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2009.05.13  幸せな母の日

 10日は母の日でした。今年の母の日は今までになく幸せな日でした。
お昼頃長女から電話があり、「母の日だから一緒に食事をしましょう。」
と言われ、夕方から次女も加わり長女の家でみんなで手巻き寿司をして楽しい時間を過ごしました。
それだけでも幸せなのに、姪からも「お母さんありがとう」という熨斗の付いたお菓子が届き、本当の親子でもないのに、こんなに気を使ってくれる姪に心から感謝しました。もう幸せで涙が出ました。
そしたら次の日患者さんから「先生、10日が母の日だったので、私の母と先生の分と買いましたから、召し上がってください。」と言って今話題のお菓子屋さんのお菓子を持ってきてくださいました。
お菓子をいただいた事も嬉しいのですが、そういう事をしてくださる気持が嬉しく、私はこんな若い人達が、そういうことに気がつくことに感動しました。
私なんかこんな年になっても、「母の日」を時々忘れて、あとから急いで送ったこともあり、情けない大人だなぁと反省すると共に、こういう優しい若者たちの未来が幸せでありますようにと心から祈らずにいられませんでした。
本当に幸せな母の日でした。

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2009.03.23  素敵な子

 昨年の終わり頃、ある患者さんの紹介で中学二年生の女の子がお母さんに連れられて来院しました。
頭痛と両肩から背中にかけての痛みで朝起きられず学校にポツンポツンしか行かれないということでした。冷え性でもあるようです。検査をしても何も無かったとのことでした。
 首周辺はどこを触っても痛がり、肩の可動域が少なく、動かすと痛がります。体全体の筋肉に弾力が無く、気力が無くなっている感じでした。脊椎も細かくあちこち曲がっていましたが、特に頸椎の曲がりがかなりありました。
 わたしはこのお嬢さんの体がどういう状態かをお母さんに説明しました。そしてお母さんには待合室で待っていただき施術をしました。私は施術をしながら患者さんとおしゃべりすることがよくあります。このお嬢さんにもいろいろお話しましたが、お子さんがいらっしゃったときにはいつも「お母さんやお父さんに感謝しなさいね。普通は子どもが訴えても、『何言ってるのよ子供のくせに。』で済まされてしまうことが多いのよ。ご両親があなたの訴えを真剣に心配してくれたから、ここに来られたのよ。ここで治療をしたくても、両親が無関心だったら来られないもの。」というような話をします。それでこのお嬢さんにもそんな話をしました。でもそれは私のいつもの癖のようなもので、そんなに気にしていなかったのですが、後日、そのお嬢さんを紹介して下さった方が来院されたとき、こんなお話をされびっくりしました。
 「先生があの子に『両親に感謝しなさいね。』と言ってくださって、いろいろお話して下さったのが、あの子に、気力を呼び戻してくれて、治療の後お母さんに『お母さん心配してくれてどうもありがとう。私しっかり治療をしてみます。』と言ったのだそうです。それまで親に『ありがとう』なんて言ったこと無かったし、前の病院でとても嫌な思いをしていたので、もう治す気力が無くなっていたのに、治療をしてみようという気持ちにもなってくれたと、お母さんがすごく喜んでいました。」と言われました。
 なんて素直で素敵なお子さんなんでしょう。

 今まで何人ものお子さんに同じようなことを言っていますが、こんな風に素直に親に感謝したお子さんがいたのかどうか疑問です。今回の事はたまたまお母さんが私の患者さんにお話をして下さったのが私に伝わってきたので、ラッキーな事だったのかもしれません。でも、そのお子さんに素直さに涙が出るくらい嬉しく思いました。
 子供の治療は親次第なのです。親が真剣に子供の訴えに耳を傾け、子供と一緒なんとか治そうという気持ちが無いと、治療は続けられません。親が私の治療を受けているお家は逆に親が心配して連れてくるケースがあります。こういう場合はお互いに信頼関係ができていますからとてもやりやすいのですが、親(特に母親)が私の治療を受けていない場合は子供が治療を続けたいと思っても、金額的なこともあって続かないことが多いのです。そんな時、いつも私は悔しい思いをします。解決策があるのに本当に必要なことをしてあげられない空しさを感じます。
 そういう事の方が多いので、今回のこのお話は、私に「頑張らなくちゃ。」という気持を湧きあがらせてくれました。「どうもありがとう。」って私の方から言いたいです。

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2009.03.21  かわいそうな「こぶしの花」

 ここ何日かバカ暖かく、いろいろなお花が慌てて開き始めました。近くのお寺に咲いている「こぶしの花」がやけに蕾が大きくなったなと思う間もなく、その二日後にはすでにデレッと咲き終わり「もう、この暑さにはついていけませーん。」と言っているようでかわいそうです。
こぶしの花というのは、まだ少し寒さの残る春先にそそとした白い花をつけ、まるで木に雪が降ったような風情になるのが好きでした。花形もチューリップのような形がかわいらしかったのに、そんな時期を楽しむことなく、たった二日で開ききったこぶしの花。一年に一回のチャンスなのに、こぶしの花も悔しいだろうなぁなどと思いながらお寺の前を通り過ぎました。
 桜の花も早くも満開になってしまった映像がテレビで映し出されていました。暖かくなるのは嬉しいのだけれど、やはりそれぞれ順を追って、それらしき季節に、それらしき気温の中で楽しむのが一番なのですが、最近の地球温暖化で、だんだん桜の開花も早くなり、桜の花に囲まれての入学式なんていう風景がだんだん見られなくなってしまいました。
 これからは、入学を祝ってくれる花の象徴はなにになるのでしょうか。

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2009.03.09  電車での出来事

今日は今どきにしては珍しい光景だったので、少しほのぼのとした気分で電車の中で起こった出来事を書いてみます。

新宿始発の電車が発車までの時間を待っているとき、少し遠くの方で大きな声で小言を言っている女性の声が聞こえてきました。最後に「謝って欲しいわ。謝って。」という大きな声が聞こえ、男性が「ごめん。」という声が聞こえてきました。私の二つ隣の女性が、隣の女性に小さい声で「こんな大勢の中で、謝れなんて言ってかわいそうね。あんなことは二人になったときにそっといえばいいのにねぇ。」と言っていました。隣の女性もうなずいて、それから少し世間話みたいな事が始まりました。
 そのうち電車が発車して、ふと向こう側の通路をみると、老年の男性がよろよろしながら吊革につかまっていました。「あれっ。どうなさったのかなぁ。」と思った瞬間、今まで世間話していた隣の席の女性が立って席を譲りました。そしてそのまま男性の立っていた場所で吊革につかまろうとしたら、その前の若い女性が席を立ってその女性に席を譲りました。すると、その隣にいた若い男性が「あっ。」と声をあげて、私の斜め前に立っていた女性に向かい「お母さん、どうぞ座ってください。」と声をかけました。声をかけられた女性は「私はいいです。まだそんな年でもありませんから。」というのを、(確かに、私と同じくらいの年に見えました。)さっきの隣の隣の女性が「若い人が席を譲ってくれる時は、素直に、ありがとうと言って座った方がいいですよ。」と言ったので、その女性は「それなら座ります。すみません。」と言って、男性の譲ってくれた席に座りました。
 すると私の隣に来た席を譲られた男性と、その隣の「若い人が席を譲ってくれたら・・・。」といった女性がお互いに、自分が何故足が悪いかという話をし始めました。
 そのうち、その男性は私の方に向って「私の足には鉄砲の弾が入っていましてね。少年兵で志願して戦争に行ったサイパンで、鉄砲の弾にあたり、最後の運搬船で日本に送り返されたんです。その時は皆に「運が悪いなぁ。」と言われたのですが、そのあと仲間は全滅でした。二万人の仲間が全員玉砕しました。穴に隠れても、米軍が火炎放射機で焼き尽くすので、みんな自害したんです。」と話してくれました。
その時私は自分が降りる駅に着いてしまったので「お大事に。」と言って、電車を降りましたが、わずか十分くらいの間にこんなにいろいろなことが起きたのは初めてで、「今日はなんて日なんだろう。」と不思議な気分で帰ってきました。でも、こんな風に知らない者同士が席を譲ったり譲られたり、世間話をしたり、なんだか昔の田舎の風景みたいで何となく心が温かくなりました。

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2009.02.22  間違っていなかった

腰痛で長い事通ってきてくださる患者さんがいます。日曜日しかおいでになれないため、月に2回の割合で施術しています。


その方の体は全身がガチガチで、特に大腿部と腰周辺は板を巻きつけたような硬さでした。大工さんで重いものを持ったり、中腰になったりするため、なかなかやわらかくなってくれませんでした。


しかし、「継続は力なり」とは良く言ったもので、だんだん柔軟性が出てきて、ウエストが固くて全く手が入らなかったのに、最近はかなり奥まで指が入るようになり、もう少しで来なくても良くなるかなぁと思いながら毎回施術をしていました。


ところが、最近の寒さで、朝起きる時、いつもより痛みがあったので、お医者さんに行ってレントゲンを撮ってもらったら、「昔とった写真より背骨がかなりいい状態になってきている。」と言われたそうです。


私たち柔道整復師はレントゲンを使えません。ですから、指の感覚で背骨の曲がりを調べ、指の感覚で筋肉の状態を感じます。
ですから、よくなったかどうかは、実際にレントゲン写真のように目で見ることが出来ないのです。わたしが良くなったと判断するときは、症状が無くなり、背骨を曲げてしまう原因がかなりとれたと確認できた時施術を完了します。
この患者さんの場合、なかなか背骨を取り巻く環境が良くならず、手間取りましたが、それでも、確実に、自分の指で、改善されていることが確認されていました。
そして、それが実際にレントゲン写真という形で実証されたことがとても嬉しくて、今日は1日幸せでした。

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2009.02.20  久しぶりの日記です

久しぶりに日記を書きます。いろいろ書くこともあるのですが、なかなかパソコンに向かわなくて・・・。

今日、ラジオを聴いていたら「今日は金星の光が一番強い日です。」と言っていました。あいにく午前中は雨でしたので、今日は駄目かなぁと思っていましたが、だんだん晴れてきました。今晩は夜空をゆっくり見上げてみようと思います。
普段も必ず仕事の帰りに夜空を見ながら帰ります。お月さまのお腹がだいぶ膨らんできたなぁ。とか、他の星があまり見えない日でも、金星だけがきれいに輝いていて、思わず「ありがとう。」とつぶやいてみたりしています。
今晩は、日本中でどれだけきれいな金星を見られるか解りませんが、きれいに輝いている金星を見てほしいと思います。ちなみに双眼鏡で見ると三日月みたいに見えるそうです。

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2009.02.02  今日は頭痛の日とか

今日は頭痛の日だそうです。頭痛の会みたいなものもあって頭痛の悩みを話し合ったり解決方法を考えたりしているということを報道していました。確かに頭痛がひどくなると、起き上がることもできないし、吐き気もしてどこにも出掛けられなくなります。
頭痛にもいろいろあり、脳疾患から来ることもありますので、取り敢えずは医師の診断を仰ぐのが一番です。
でも、一番困るのは、どこという原因が見つからない頭痛です。原因が分からず長いことお医者さんから痛み止めをいただいて飲んでいる方は結構多いですよね。頭痛がひどくて、夜も眠れず、枕のせいかと思い、いくつも枕を買ってみたという方もいらっしゃいます。

私の経験では、こういう、原因がはっきりしないけれど長い間頭痛に悩まされている方のほとんどは改善されます。
今は、いろいろな治療法があります。
どこかで必ず良くなるところがあるはずと思って、諦めずに治してもらえそうなところを探す努力が大切だと思います。

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2008.12.28  だめもとで言ってみる

 昨日みえた患者さんが主訴を言ったあと、恐る恐る「これは全然関係ないかもしれないんですけれど、指が腫れて痛いんです。原因は全然わかりません。昼間ヨガをして、夜寝たら腫れて痛くなっていたんです。」と言って、左手の小指を見せて下さいました。第二関節(指先から数えて2番目の関節)が腫れていました。


 「Sさんに昨日会って、指が2週間くらい痛くて、少し痛みは治まったんだけれど、お医者さんに固定していたほうがいいと言われて、固定しているの。」と話したら、「明日整体に行くんでしょ。だめもとで先生に言ってごらん。大抵大丈夫だから。」と言われたんです。との事。
 Sさんというのは、この患者さんを紹介して下さった方で、Sさんも、何回か、「これは先生の範囲ではないかもしれないけど・・・」と言っていろいろなことを訴えてきたことがあったのです。


 私は万能ではありませんし、「なんでも任せて」と言えるほど大した技術があるわけではないのですが、症状を見ると「もしかして、これも筋肉の問題ではないかなぁ。」と思う事がたくさんあるのです。


 今回の場合も、慎重に痛みの場所を調べると、骨に異常があるわけではないようなので、第二関節に遊びをつけるように動かしてみました。こういう状態のときは大抵間接に遊びが無くなっているのです。
「少し痛いかもしれませんか、できるだけ優しくしますから、少し我慢してください。我慢できないときは、言ってくださいね。」とあらかじめお断りして、関節に可動域をつけてあげると、痛みがほとんどなくなってきたのです。多分ほんの少し、レントゲンでは「この位の位置関係は普通」という範囲内のわずかなずれが痛みと腫れをもたらしたのではないかと考えられます。人の体って、本当に繊細で、緻密で、驚きや感動を与えられることがたくさんあります。

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2008.12.28  顔の痛み

 この顔の痛みというのは、三叉神経痛のようなものではなく、押したら痛いという種類の痛みのことです。
 昨日、クリームを顔につけていた時、右頬の頬骨の下端に痛みがありました。押すと痛いのです。どこかにぶつけた後の痛みのような感じのものですが、ぶつけた覚えは全くありません。
 次の日、もう一度触ってみたのですが、やはり痛みます。それで、両方の頬骨を触ってみると、高さが違っています。顔(頭蓋骨)の歪みがあるのです。それで、自分で矯正してみました。そしてしばらくして、触ってみると痛みがほとんど感じられなくなっていました。
ほっとしました。
 皆さんは顔がそんなに簡単に歪みを作ることや、簡単に歪みを修正できるなんて、信じられないでしょうが、こんど、ご自分で頬骨の下の部分を左右の親指で下から押すように触ってみてください。左右違う感じがわかると思います。もし解りにくかったら、その姿勢で鏡を見てください、指の位置が違っていることがあります。
 頭蓋骨の歪みは脳神経支配の部分に影響を与えることがあります。
どうぞおきお付けください。

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2008.12.02  嬉しい一日

今日は嬉しいことがたくさんありました。


 先ず、久我山駅での事。
電車がホームに入ってきたので、何気なく見ていると、いつも赤い色で「急行」と書いてあるのに、グリーンのライトで書かれているのです。「あれっ。もしかして新車両?ラッキー!」と思いながら乗車しました。どう変わったのか興味津津です。一番の感動は細かい振動や揺れが少なくなったことです。動きが滑らかな感じがして、嬉しくなりました。車幅も少し広くなったような感じです。行く先の表示も、今まで電光板みたいなものでしたが、液晶のディスプレーに変わっていました。今日はついていると思いました。


 次に渋谷駅で岡本太郎さんの壁画を見ることができました。今まで普通の壁だったところに、信じられないくらいぴったりと納まっていて、よくこんなにサイズが合う所を探し出したなぁと感心しました。
この壁画は行方不明だったのですが、偶然な事で見つかり、ばらばらになって放置されていたのを、日本に持ち帰り、きれいに修復して、この場所に展示されるようになったのです。発見から、修復、保管、展示場所の確保等、糸井重里さんがご苦労なさって、やっとここに落ち着いたのです。
糸井重里さん、ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。


 そして、本命のコンサートがすごく良かったのです。
若い方は全く知らないでしょうが、フォークソングが好きな方なら知っていると思います。「ブラザーズ フォー」です。
「アラモ、グリーンフィールズ、七つの水仙」等たくさんのヒット曲を出した男性四人組のグループです。
先ずラッキーだったのが、席がすごく良かった事。どちらかというと、関係者席みたいな場所で、彼らの演奏がより身近に感じられました。実は「ブラザーズ フォー」のコンサートに行くのは二回目なのですが、前回は後ろのほうでしたので、イマイチ傍観者のような感じで聞いていました。でも今回は周りの人の盛り上げ方が上手で、楽しかったです。残念ながらもうオリジナルメンバーではありませんが、充分楽しめるコンサートでした。
家路につくときには、「今日一日、本当に幸せだったなぁ。」と夢見心地な気分でした。

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2008.11.14  嬉しかったこと

今日は、嬉しいことがありました。
先週初めて来院された患者さんが今日2度目の来院をされました。
問診で「この1週間いかがでしたか?」とお聞きしたら、「治療の後ぐっすり眠れました。ぐっすり寝てみてわかったのですが、私はこの1年半ほどぐっすり眠ったことがなかったことに気が付きました。どこも痛くなく眠れるって信じられないです。」とおっしゃいました。
この方は肩こりと頭痛がひどく、首がバリバリで眠る時首から頭にかけて痛くて眠るのが辛いとおっしゃっていました。長年の貧血に悩まされていたので、ご本人は貧血のせいで頭が痛いのかなぁと思っていたそうです。ひどい時はおしゃべりしても頭に響いたとおっしゃっていました。
ご主人は肩こりを全く知らない方なので、「気合いが足りないんじゃないの?」などとおっしゃっていたようです。だから一人で辛い状態を抱えて我慢していらっしゃったようです。そんな方が、ぐっすり眠れたと言って喜んでくださったのは、本当に心から嬉しいものですし、有り難いなぁと思いました。毎日、毎日、ぐっすり眠れるようになって欲しいと思います。私も頑張らなくては。

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2008.10.28  ぼちぼち? ぼつぼつ?

 先日十数名程で親睦会をしました。とても盛り上がっていたのですが、予約の時間が終わりそうになったので、「では、ぼつぼつ終わりにしましょうか。」と言ったら、「ぼつぼつって方言だよ。」と言われました。


 「えっ! 本当?私、生まれてから今までずっと『ぼつぼつ』って言ってた。本当に本当?じゃあ正しくはなんて言うの?」と聞いたら「ぼちぼち」と言われました。


 私はとてもショックで、「しょつちゅう『ぼつぼつ』って言っていたのにどうして誰も教えてくれなかったのかなぁ。」と思いました。


 でも、私の日常の中で「ぼつぼつ始めようか」とかいう言葉は聞いたことがあるなぁと思い、手元にあった国語辞典を見てみました。
そして、ほっとしました。あったのです。「ぼつぼつ」のところの意味と使い方に「ではそろそろはじめようか」という例が載っていました。そのあと「ぼちぼち」と書いてあったのです。「ぼつぼつ」でも「ぼちぼち」でもいいということです。


 今回はこれですっきりしたのですが、私のように地方から出てきている人間は、時々「これは標準語なのかなぁ、それとも方言なのかなぁ」とおもうことがあります。逆に方言なのに、標準語だと思い込んでいることもあります。また方言と分かっているから使わないようにしているのに、無意識に方言が出て来ることもあります。
それから自分と同じ方言を全く違う地方の人が同じ意味で使っていて、ちょっと感動したこともあります。
方言って素敵なんですけれどねぇ。堂々と使っちゃいましょう。

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2008.10.22  幼くても侮れない

 昨日ラジオを聴いていたら、「運動会は楽しかったですか? それともいやでしたか?」という問いかけをしていました。いろいろな人がお便りをしていました。総じて運動が不得意の人は運動会は嫌いのようでした。
ちょうどいらしていた患者さんに「運動会は好きでしたか?」と聞いてみました。そしたら即「大嫌い。あんなものなければいいとどれだけ思ったか分からない。」と言われました。「どうしてですか?」とお聞きしたところ、「私は運動がほとんどできない人で、なにしてもだめだったもの。」との事。ところが、そのあとの言葉が心に残りました。

 「私は、運動神経が全くなくて、なにをしても普通にできなかったから、小さいながらも、これはいじめられると思った。だから毎日、毎日、一生懸命どうしたらいじめられずにすむか考えていた。」とおっしゃるのです。

 私は思わず「いじめられない方法を見つけられましたか?」とお聞きすると、「あのね。誰がボスかを見極めて、その子に媚びていつもそばにいるようにしたの。そしたら絶対いじめられなかった。」

 すごい! 小学生の小さな女の子が、すでに、人生をいかにうまく乗り切るかということを真剣に考え、実行していたのです。なんと逞しいことでしょう。こういう子はいつも自分に最善は何かを考えて、頑張るんですね。

 ちなみに私は運動会は好きでした。運動会の前の日、全校生徒がグランドの石拾いをして、きれいになったグランドに石灰でまっ白いラインが引かれると、わくわくしてきました。運動会の当日、自分の椅子を教室から運び出し、定番の「天国と地獄」なんかが聞こえてくると体中が引き締まる思いがしたものです。あの緊張感が好きで・・・。
適度の運動神経を与えてくれた両親に感謝です。

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2008.10.21  どうしようもなく不器用な人

 うちの患者さんで、とても真面目で気持ちの優しい若い女性がいらっしゃいます。私は彼女の事が大好きです。ところが彼女は何をしても不器用な人で、仕事場でも結構上司、先輩、後輩までも彼女に文句を言ってくるらしいのです。
 
でも、彼女は頭が悪いわけではありません。ただ、何をやらせても、普通にできないのです。普通の人が普通にできることが、彼女には普通ではないのです。一生懸命やるのですが「どうしてそうなるの?」っていう感じの方向にいってしまうのです。とても忙しい時も、優先させるべきポイントがずれているので「今、それする時ではないでしょ。」と言われてしまいます。でも、彼女の判断は「今、それをする時」と思っているわけで、悪気があるわけではないのです。ですから、いろいろ言われることが全部心に刺さります。
辛くて仕事場にいずらくなり、今、転職を考えています。

 確かに、彼女のような人が職場にいたら、周りの人は困ると思います。
でも、彼女にしたら、毎日がベストを尽くしているのです。

もし転職しても、また同じ境遇になってしまうような気がします。
彼女に合う職業ってそう簡単にあるとは思えませんし、どこへ言っても悲しいことに、同じ事の繰り返しのような気がするのです。
世の中には、時々、こういう不器用な人がいます。こういう人達が悲しい思いや、辛い思いをしないで暮らせる方法や仕事ってないでしょうかねぇ。
企業というのは、利益を出さなければいけないわけで、効率よく利益を出してくれる人しか必要でないのです。お給料が同じで、働きの悪い人がそばにいたら、だれでもいい気持はしないと思います。でも、怠けているわけではないし、本人は一生懸命で、真面目なのです。

彼女のこれからを思うと心が痛みます。
こういう人が生き生きと暮らせる場所はないでしょうか。

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2008.10.19  恥しかったです。

今日は「わっ。すごい!」と思ったことが三回ありました。全部同じ事柄が、三回全く違う場所でおきました。

一回目は松本整体から久我山駅までのわずか十数メートルのところで、前を歩いていた人が突然かがみました。何だろうと思っていたら、小さな空箱を拾っていました。もちろんだれが捨てたか分からないものです。何故かというと、私は何気なく前を歩いている人を見ていたので、落としたら気がつくはずです。

二回目は吉祥寺のデパートの中。お食事をして、お店から出てきた時に前から来た男性が、目の前に落ちていたティッシュの丸めたのを何気なく拾って行きました。

三回目は久我山駅を降りてエレペーターにしようか階段を降りようか迷って、体のために階段を降りようとした時、隣のエスカレーターを上がってきた人が、エスカレーターを降りながら身をかがめて目の前の小さなゴミを拾っていきました。アルバイトでティッシュを配っている女の子でした。

昔はごみがあったら、誰のものでも拾ったものでした。でも、いつの間にか足元を見て歩く事を忘れ、自分の近くに落ちているものも気がつかずに過ぎてしまうような生活をするようになっていました。(落としても気がつかない事も多くなってしまいましたが)
今日のようにゴミを拾う人に三回も出会うなんてめったにないことですが、三回もあったお陰で、普段の自分の生活を反省させられました。
今日偶然に出会った三人の方達、ありがとうございました。

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2008.09.12  孫の熱

 孫の熱が38度5分から39度位出て四日も下がらず、保育園に預けられないので、1日面倒を見てほしいと娘から電話がかかってきました。ちょうど休診日で特別な用事もなかったので、朝8時に孫を迎えにいきました。
 パジャマ姿の孫はいつもより少し動きが少ないかなと思う程度に元気で、食欲もまあまあだとの事。
 抱き上げて車に乗せたとき、体全体から熱が発せられるような熱さがありました。仕事柄、体を触った感じで、およそどのくらいの体温かがほぼわかるのですが、確かに38度以上はある感じでした。

 家に連れてきて、食事をさせたり、お歌を歌ったり、本を読んだりといつものように遊んでも、すぐ膝の上にきたがり、何となくいつもより甘えん坊でした。大人なら、かなり大変なのに、子供は訴え方を知らないし、まだお話もそんなに上手に出来るわけではないので、甘えることで辛いのを耐えているのかなぁと思うとかわいそうで、早く熱が下がらないかなぁ。早く元気になってほしいと心から思いました。
1時半ころ「ねんね」と自分からお布団のところに行ってごろんとなりました。でもなかなか眠れず、お布団の上でごろごろしていましたがそのうちに眠りにつきました。
 ぐっすり眠ったころを見計らって、一番触りやすい足の裏を触診で検査しました。あちこちにかすかに、小さなコリがありました。私は「どうぞ熱が下がりますように。」と祈りながら、孫を起こさないようにゆっくりと優しくそれらのこりをほぐしました。不思議なことに、片方の足の方が体温が高いのです。そして、体温の高い方の足のほうが、コリが多いのです。
 私は体温の高い方の足とそうでない方の足を6対4の割合くらいでもみほぐしました。
 孫は2時間くらいお昼寝して目を覚ましました。その時はまだ抱いたとき体からすごい熱を発していたのですが、目を覚まして1時間後位に体を触ったら見事に体温が下がっているのです。
 足裏のマッサージが効いたのか、ぼつぼつ熱が下がるころだったのかはわかりません。長年の勘で効果があったのではないかなぁと思っています。
 今日娘に電話したら「あれからどんどん熱が下がって、今は平熱になっている。」との事。
ホッとすると同時に「ああ、良かったぁ。」と思いました。

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2008.09.10  おしろい花

 秋らしい青空と涼やかな風が吹き、思わず大きく深呼吸したくなるようなお天気です。こういう日が私の一番好きな日で、幸せをしみじみ感じます。
 今日は、午前中一時間くらい時間がありましたので、カメラを持って近くの神田川沿いを歩くことにしました。まだ日差しは強く少し歩くと汗がどーっと出てきます。
 神田川沿いにあるマンションの塀に沿っておしろい花がたくさん植えられていました。わたしはおしろい花はいつでも咲いているものと思っていたのですが、花の蕾はたくさんついているのですが、一つも咲いていませんでした。私は今日初めて、「そうか、おしろい花って午前中には咲かないんだる」という事を知りました。 
 そういえば、よく学校の帰りに道端の黒くて丸いおしろい花のタネを取って、硬い皮を割り、中から白い粉を出して、手に塗ったりしたっけ。あれは学校の帰りだから夕方だったんだと思いながら、治療室に帰りました。
 夜、治療が終わった後、一休みにと、例の私のお気に入りの「日本の歳時記」を何気なく見ていると、秋の季語の紹介のところに、おしろい花の記事が、ピンクのかわいい花の写真と一緒に載っていました。
それによると、「おしろい花は夕方花を開き、朝にはしぼんでしまう。」と書かれていました。また、英語で「フォー・オクロック」というそうで、呼び名のとうり、四時ころ開くのでこの名がついたらしいのです。
 改めて、私は長い間おしろい花を見ていたけれど、いつも咲いている時ばかりだったということは、夕方見ていたんだなぁ。と気がつきました。
長い間何気なくしていた習慣をおしろい花に教えてもらいました。

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2008.09.09  相撲

 最近の相撲界はごたごた続きで、特別相撲に関心がなくても、うんざりという感じです。閉ざされた狭い世界でのトラブルの処置の仕方が、外から見ている我々には何とも歯がゆい感じです。
 

 もともと相撲の歴史は古く、すでに「古事記」や「日本書紀」にも載っているそうです。
 「
本来は年の吉凶を占う神事で、のちに聖武天皇の代に、各地から相撲人(すまいびと)を集めて相撲節会が行われて以降、宮中の儀式として続いたという伝統を持つ。これが陰暦の七月に行われたことから秋の季語になった。競技の性格が強くなったのは明治以降。明治42年に東京の本所回向院に旧国技館が完成して以来、今日の相撲が定着。」(日本の歳時記 宇多喜代子 記)
 とあり、本来の神事の形から競技の形に変わってきたことで、次第に俗っぽいものに変化してしまったのだと思います。今でも土俵入りなどには、神事の面影がありますが、外国人にそこまでの精神的な伝統美を理解するのは難しいのでしょう。
 嘉納治五郎が柔道を世界中に広める夢を持ち、尽力を尽くした結果、次第に柔道は国際的になって、オリンピック種目にまでなったけれど、その代り本来の柔道の姿と違う方向に変化してしまったのと似ています。
 相撲も外国人に開放した時点で、本来の姿を維持するのがだんだん難しくなっているんだと思います。しかし相撲は日本の国技(法的根拠はありませんが)であるといわれているのですから、できるだけ日本の美しい精神と形式を残して欲しいと思います。

杉並区久我山 松本整体

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2008.08.26  靴のクリーニング

 案外皆さんがご存知ないのでちょっと紹介してみたいのが、靴のクリーニング。
 普段靴をご自分で磨いている方はたくさんいらっしゃると思います。でも、最近は使い捨て状態で、ほとんど磨かずシーズンが終わってもそのままみたいな方もいらっしゃるようです。
 何年か前、足に合ってとても履きやすい靴があったのですが、かかとやつま先があちこちはげてちょっと次の年に履くのははばかれるような状態になってしまいました。
 とても履き良かったのでこのまますてるのも忍びないなぁと思っていた時、クリーニング屋さんで「靴のクリーニング」という張り紙を見つけました。ダメでもともとと思い、思い切ってお願いしました。
 手元に返ってくるまで2~3週間くらいかかりましたが、つま先のざらざら状態やかかとのささくれ状態が見違えるようにきれいになっていてびっくりしました。それ以来お気に入りの靴はシーズンオフにはクリーニングをお願いしています。
 金額は安い靴が1足買えるくらいですが、自分の足に合った履きやすい靴を見つけにくい私の足にとってはとても助かります。

杉並区久我山 久保田昇子

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2008.08.22  体調を壊しやすい時

 今日の東京はとても過ごしやすいです。今日はクーラーを入れず、窓をあけて外の風を(ほんのわずかですが)取り込みました。
 クーラーの風ではないのでとても体に優しい感じがします。
 昨夜は涼しすぎて、戸を開け放して寝るには寒いくらいでした。
 皆さんこんな日の朝は体がだるくありませんか?
 暑さにす゛ーと耐えてきた体は、こんな風に急に涼しくなると疲れになってどーと出てきます。
 こんな時に体調を崩す方が多いので、おいしいものを食べて、体を休ませて乗り切りましょう。

杉並区久我山 松本整体

 

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2008.08.18  秋はもうすぐかも

 ようやくここ2日ほど少し涼しい日が続きました。
 今年の夏はほっとする日が無い暑さで、うんざりでした。
 夏が暑いのは当たり前で、ある程度暑くないと自然界に色々悪影響を及ぼすので我慢しようと思うのですが、たまにはほっと一息つける涼しい日が欲しいと思います。

 しかし、もう、暦の上では秋。確実に秋が近づいてきています。何日か前炎天下の駐車場でトンボを見かけました。
 カナカナも鳴き出し、アブラゼミやミンミンゼミと合唱しています。
 コオロギも鳴きはじめました。
 コオロギのなぎ声はセミの鳴き声に比べて何と弱弱しいことでしょう。
 「まだ暑いんですけれど、一応もう秋なので鳴いています。」みたいな遠慮がちな鳴き声です。

 毎年不思議に思うのは、どんな暑くても、お盆が過ぎるとちゃんと秋の虫が鳴き出します。誰が教えるわけでもないのに。
天気予報ではまた明日から暑くなるようですが、「頑張ろうっ。」て自分に言い聞かせています。

杉並区久我山 松本整体

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2008.08.05  嬉しいことがありました

 毎日暑い日が続いています。雨が降れば少しは涼しくなるかなぁと期待しても、お湿り程度なのでかえって蒸し暑くなってしまいます。
 今日も蒸し暑くて、治療においでになる患者さんにはお気の毒な事です。
 今日お昼に見えた患者さんが「暑いですねぇ。」と言われたとき、私は耳を疑う思いでした。思わず「えっ!」と言ってしまいました。


 この患者さんは中学生の頃から体が冷えて、夏はみんなが扇風機やクーラーを使うともう耐えられなくて、できるだけ冷気の来ない所で毛布をかぶっていたそうです。どんなに暑い夏でも、「暑い」という感覚は無く、汗をかくということはありえない生活でした。真夏にも背中に二つホカロンをしていましたし、お風呂は何十分入っても汗なんて出てこなくて、体も温まる感覚が無いので、しばらくお湯につかって、すぐ蒲団に入るという生活でした。私の辞書に「温かい」とか「暑い」とか言う言葉はなかったとおっしゃっています。そんな状態を三十年くらい続け、その間にあちこちで治療し最後に松本整体にいらっしゃった方です。


 そんな方から「暑いですねぇ」なんて言葉を聞くなんて思いもよらず、びっくりしてしまいました。


 「寒くて冷たいのも嫌だけれど、暑いのも大変ねぇ。暑いってことがこんなに大変だという事を初めて知ったわ。今年はカイロも忘れる日があるし、今まで一度も靴下を履かない日なんて無かったけれど、今年は気がつくと靴下を履いていない日があるんです。」と言われました。
私にとって本日2008年8月5日は嬉しい記念日です。

杉並区久我山 松本整体

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2008.07.31  電車内ウォッチング

 今日はお休みだったので、渋谷まで買い物に出かけました。
 電車の中でまた面白い景色に出会いました。
 私の前に迷彩服を着た30代後半位の男性がマンガを見ながら座っていました。彼が、実にすごいアンテナを持っていて、彼の前を若い女性が通るとマンガから目を離して、若い女性の方に目線を送ります。男性やおばあさんには決して反応しないのです。どうしてマンガを見ながら若い女性
が通る時だけ解るのでしょうねぇ。すごいアンテナだなぁと思いました。
 彼のふたつ隣に二十歳前後の男性が座っていました。彼はまるでコミックに出てくる男の子みたいな髪型で、後ろの髪の毛は毛先が全部上の方に向けてそびえていて、前の毛は上に逆立っています。その髪型がすごい気になるらしく、乗っている間中ずーと、毛先が今の状態を保っているよう手櫛でなでていました。
 その彼の隣りが高校生くらいの男の子。片手にゲーム、片手に缶コーヒーを持って電車に乗ってきました。座席が1つ空いていたので、空いている座席めがけてさっと乗り込んできました。そして座ると、缶コーヒーを歯で噛んで口から落ちないようにしながら、両手でゲームを始めました。お見事。
 お陰で各駅停車の電車も退屈せずにすみました。

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2008.07.29  原因の解らない病気がたくさんある

 大抵の患者さんが「原因は何ですか?」とお聞きになります。当たり前の事です。どうしてこうなったのか知りたいと思うのは、普通の事です。でも、あちこちの病院で検査してもらっても、それこそ日本のトップの病院で検査しても、原因が分からない事がいっぱいあります。
 この時とても困るのは、ひどい症状が出ていて、本当に困って大変な思いをして病院へ行っているのに、「どこも悪くありません。」と言われてしまう事です。

 どこも悪くないなんてことありえないではありませんか。誰も趣味で病院へ行く人なんていません。
 辛い思いをして、その辛さから何とか解放される方法はないかと、藁にもすがる思いで、出かけていくのです。
 でも、検査で数字的に異常が出なかったり、映像的な異常が見つからなければ、目の前でどんなに大変な事になっていても「何ともありません。」で済ましてしまう心が悲しいですね。
 本当は何ともないわけがないのです。現代の医学の力では判らないだけです。
 中には「気のせいじゃないの?」などと平気で行ってしまう有名病院の先生がいて、とっても傷つけられて病院から帰ってくる方もいらっしゃいます。「
あんた何しに来たの?」と言われたという患者さんもいらっしゃいました。

先日来院された患者さんは突然頭が後ろに曲がったまま、つまり上を向いたままの状態になってしまい、病院で検査しても何も出ず、「異常ありません。」と言われたそうです。顔が上を向いたままの状態なんて異常です。
 でも、こういう患者さんが現実に私のところにいらっしゃいます。正直言って「どうしよう。」と思います。どこへいっても「異常ありません。」「原因がわかりません。」と言われてあちこちいっているうちに、なんとなく私のところにおいでになるんです。人に勧められたり、ホームページをみてくださったりして。
 私にしたら「私だって困るよ~」と思う事もあるります。しかし結局「ここが最後の頼みの綱だったら、できるだけの事をしてあげよう。」と決心して、施術を試みます。
 そんな時はひたすら、「どうぞ、少しでも楽になりますように。」と祈りながら施術します。
 今の時期ですと、冷房をしていても汗びっしょりになります。修行が足りないのか、緊張して神経を集中させると、汗がドーと出てきてしまうのです。患者さんに解らないように汗をふきふきの施術です。
 そして、少しでも症状が楽になっていただけた時、ほっとします。何故なら、この施術で少し効果があるということは、続けて施術してあげれば、改善できる可能性があるという事だからです。こんな時本当に幸せを感じます。

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2008.07.22  大暑

今日は二十四節季のうちの大暑だそうです。一年で一番暑い時期という意味で、連日あちこちで32度とか33度とか言われています。
先日最近お気に入りの「日本の歳時記」を読んでいたら 「じょくしょ」という言葉が出ていました。漢字で「溽暑」と書き、
意味は「ベタベタした暑さ」とのこと。こんな言葉があったのかと驚くと同時に、東京の暑さは「暑い」とか「蒸し暑い」とか言う言葉ではどことなくピンとこないけれどこの「溽暑」という言葉を使うとぴったりくるのです。日本語ってすごいなぁと思いました。

杉並区久我山 松本整体

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2008.07.19  やっと梅雨明け

 毎日蒸し暑い日が続いています。梅雨と言われてはいますが、東京あたりは今年はあまり梅雨らしくなかったような気がします。雨が降ってもいっ時少し降るとやんでしまい、その後の暑さがたまりません。
 2~3日晴れた後ザーと雨又は雷雨みたいのが来た後晴れると、気象庁も「梅雨明けでーす。」とはっきり宣言できるらしいのですが、なかなかザーがないので梅雨明け宣言のきっかけがつかめず、やっと今日「もう、いい加減梅雨明け宣言しないとねぇ。」みたいな感じで気象庁も決断して「本日梅雨が明けました。」ということになったようです。
 本当は梅雨が明けようが明けまいが明日は来るし、天気も人間が勝手に変えることができないから、雨でも晴れでも嵐でも甘んじて受けるしか仕方がないわけで、昔はいちいち「梅雨明け宣言」なんてしていなかったはずです。いつから「宣言」なんてするようになったんでしょうね。
 宣言なんて出すから区切りを決めなければならないわけで、私は公に気象庁が宣言なんて出す必要無いような気がします。1人1人が「ああ、もう、梅雨はあけたのかもしれないなぁ。」位に思っていても、全く普段の生活に支障がないんですもの。宣言されないと困る人達っているんでしょうか。
 なんて今年はやけに「梅雨明け宣言」にこだわってしまいました。

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2008.07.09  今日の患者さん

 今日はまた眼に汗をかきまして、思わずあふれ出してしまいました。
 四年位前からおいでになっている患者さんで、両足のくるぶし周辺がボコッと膨らんでしまい、足首の内側と外側が硬く膨らみ足が痛くて歩くのは勿論立っていても痛いという症状でおいでになった方です。
何軒もの大学病院で診ていただいても原因が分からず、最終的には手術してみましょうという事になったのだそうです。お医者様にしたら、手術して見たら何とかなるかもしれないとお思いかもしれませんが、患者さんにしてみればそんな不安な事はありません。手術して治るという保証はないのです。それで悩んでいた時、私のお友達に会い、「松本整体に行ってみたら」と言われておいでになった方です。
 わたしも足を見たとき初体験の症例でしたので、どこまで改善してあげられるのか解りませんでした。でも頼っておいでになったのですから頑張るしかないと思い、施術を始めました。
 その時患者さんに「何かスポーツをしていましたか?」とお聞きしたら「テニスをしていたけれど、もう痛くてできなくなりました。」とおっしゃいました。私はその時、目標をテニスができるようにしてあげようと決めました。
 この患者さんの足関節はすでに硬く固まってびくとも動きませんでした。
 それからは週一回のペースで治療を始め昨年にはお孫さんを追いかけて小走りができるまでになりました。
 ところがその患者さんが家庭の事情で一か月治療ができなくなりまし た。
 一ヶ月後に来院されたとき、「足が痛くてお台所の事をすることが辛く、買い物も足が痛いので、できるだけ行かないようにまとめて買ったりして我慢した。」とおっしゃいました。
 おとなしい方で、あまり「痛い」とも言わず、じぃっと耐えていらっしゃったんでしょう。
 幸い、もう何年も治療していますので、昔の足とはかなり変わってきていますから、一度の治療で痛みは消えました。
 施術が終わって立ち上がって歩いた時、患者さんが私の顔を見て目を潤ませ「痛くありません。うれしい。ありがとうございました。」とおっしゃったとき、私まで涙が出ていました。
 こんな瞬間が一番幸せを感じます。
この仕事をしていて良かったと心から思える一瞬です。

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2008.07.08  嘘でしょ!

 昨日は昼はとても蒸し暑かったのに、夕方から涼しくなり、帰る頃にはとても気持ちいい夜になっていました。
 涼しい風を楽しみながら歩いていると、「ジー、ジー」という声が聞こえてきました。「あれっ?虫の声?今頃?」と耳を澄ますと、コオロギの音も聞こえてきました。
 ちょっと耳を疑いました。でも、どうしてもそれらしい音なのです。
 一か月早い感じですが、暑い日中から急に涼しくなり、虫達もまちがって鳴いてしまったのかなぁなどと思いながら家に帰りました。
 ところが家に着いて車から降りると、また虫の音が聞こえてくるのです。久我山だけなら聞き間違いという感じですが、三鷹でも聞こえてくるのに二度びっくりです。聞き間違いではなかったんだと解りました。
 こんな季節に虫の音なんて聞いたことがありません。なにか狂ってしまったんですね。
 昨夜はその他にも蛙の声も聞こえた不思議な夜でした。

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2008.07.03  知りませんでした

 清月堂の和菓子に私のお気に入りのお菓子の一つで「おとし文」というのがあります。
 私はこの「おとし文」の意味を
「秘かに書かれた手紙(恋文)を誰にも見られないように、目当ての人に拾われるようにわざと道端に落としておく手紙の事」だと思っていました。
 ところが今日、「日本の歳時記」という週刊発行の本を見ていると、オトシブミ科の昆虫の総称でもあることが書かれていました。そして、夏の季語なのです。それによると

「オトシブミ科の昆虫は産卵の時に櫟や楢や白樺などの広葉樹の葉っぱを巻き、巻物の書状に似た巣を作る。その内側に卵を産み付け種類によってはそれを地上に落とす。葉を広げてみると中に卵が1つ産み付けられていて、卵からかえった幼虫はその葉を餌にして育つ。」

らしいのです。「落し文」という意味もわたしは少し偏った解釈をしていたようで、本来は「江戸時代にひそかに書かれた手紙を、だれにも見つからないように路上に落とし、他人に渡した事」という意味で、特別恋文でなくても良かったようです。
 しかし、この昆虫が落とした「落し文」の事を「ホトトギスの落し文」とか「鶯の落し文」とか呼ぶようで、やはりなんとも言えないロマンチックなものがありますね。
 一度このオトシブミ科の昆虫が落とした「おとし文」を見てみたいです。
でも、落ちていてもそれと気がつかないかもしれません。
 恋文も本命に気付かれなかったら悲しいですよねぇ。

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2008.07.02  今日が折り返し

今日は一年のちょうど折り返しの日。
今日の正午がちょうど半分になるのだそうです。もう半分終わってしまいました。早いですねぇ。
ところがふと振り返るとこの半年何があったかなぁと思っても、今年の事か去年の事かあやふやな事が結構あって、一瞬には判断できないのです。
前後がどうだったとか、洋服がどうだったとか、そんな事に思いめぐらしながら、あぁ、今年の事だったんだとわかったりします。
毎日があっという間に過ぎ去り、出来事をしっかり心に留めていない証拠ですね。まだ半年しか経っていないのに。これって年ってこと???
はい。その通りです。ちゃんと自覚していますよ~。

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2008.06.29  雨の浅草寺

 生憎の雨でしたが、そんな日もいいかなぁと浅草寺へ行ってきました。
 雨でも観光客は日程をはずせないらしく、大勢の外国人が来ていました。いろいろな国の言葉が聞こえてきます。
 彼らは解っているんだか解っていないんだか分らない風情で、一応見ておかなくてはみたいな感じです。
 彼らは傘を持っていないので、にわかレインコートというか、青いビニール袋に袖を付けたようなへんてこりんなもので、何故か顎の横で結んでいるので、ゴミ袋をかぶっているようでとても変でした。あんなのどこで配ったんでしょう。ビニールのレインコートなんか百円ショップで売っているんだから、旅行会社やホテルは百円ショップのものでも用意してあげたらいいのにと思いました。大勢同じような格好をしていたので、きっとどこかでまとめて出したんでしょう。濡れるよりは少しはましでしょうが、顔と下半身はびしょぬれで、お気の毒にと思いました。
 そんな外人さんを見ながら、彼らには今日の浅草寺はどんな風に映っているんだろう。ただ雨で大変だったくらいにしか思い出に残せなかったら悲しいなぁと思いました。
 私がもし外国人を案内することになっても、浅草寺は外せないと思うのです。仲見世には日本の伝統的なものがたくさんありますし、寺院という建物や、おみくじという風習はとても興味深いものがあると思うのです。今はおみくじも外人用に英語版があったりします。
 折角遠くからはるばる来たんだから、いっぱい楽しんでほしいと思いました。

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2008.06.27  桜桃忌

 もう過ぎてしまいましたが、毎年6月19日は太宰治が亡くなった日で「桜桃忌」として三鷹市の禅林時に太宰治をしのんで大勢の人がお参りに来ます。
 この太宰治の亡くなった日の事を患者さんから聞いたことがあります。
 私も行ったことがあるのですが、三鷹駅から歩いて7~8分のところにお寿司屋さんがありました。過去形にしたのは、残念ながらつい2~3年前に店を閉じ、今は大きなビルになってしまったからです。
 そこのお寿司屋さんからうちの患者さんが聞いた話です。

 そこのお寿司屋さんの先代の頃、よく太宰治がお寿司を食べに来たそうです。
 亡くなった日の夜
も太宰治は女性(山崎富栄)を連れてこのお寿司屋さんに来たそうです。
 外はかなりの雨。しかも真っ暗。
 あの頃の玉川上水は柵などなく、上水の淵は草で覆われ、深くて水の流れが速く、うちの患者さんもよく親から「上水に近寄っちゃいけないよ。」と言われたそうです。間違えて落ちたらほとんど助からなかったそうです。
 亡くなった日の太宰はこのお寿司屋さんでお酒を飲み、結構酔っていたそうで、帰りがけにお寿司屋さんが「今日は上水の水が増えていて足もとが危ないから、上水に近づかないように気をつけて帰りなさい。」と声をかけたそうです。その時の太宰の様子は、いつもと全く変わらず、お寿司屋さんは「あの時の太宰治が自殺したなんて考えられないなぁ。あれは事故だったんじゃないのかなぁ。」と話していたそうです。
 私は太宰治の作品は2~3冊くらいしか読んだことがなく、太宰治が亡くなったいきさつの詳しいことは全く知りません。
 ただ、三鷹市に住んでいますので、玉川上水で太宰治が入水自殺した事、遺体が見つかった場所などは話題として知ってはいます。
 でも、実際に亡くなったその日の証言を間接的に聞いて、何回も自殺未遂をしている太宰治が、玉川上水に飛び込んで自殺してもおかしくない話ですが、もし、事故だったとしたら・・・。桜桃忌の季節になるといつもこの話が思い出されます。

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2008.06.24  蚊の季節

今日ラジオで蚊について話していました。
蚊は気温が20℃位になると刺し始めるのだそうです。
25度から30度が一番活発に刺し
35度位になると暑すぎて活動が鈍り、藪などに姿を潜めるのだそうです。
地球が今のまま温暖化が進むと、100年後の日本は熱帯になり
蚊が大量発生して、マラリヤに悩まされることになるとの事です。

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2008.06.24  曇りの緑もいいもんだ

 昨日墨絵をしているお友達の絵が入選して、上野の東京都美術館に展示されているので、それを見に出かけました。月曜日の夕方の上野公園はいつもより人数が少なく、気分もゆったりできました。
 今にも雨の降りそうな空模様でしたが、そのせいか晴れた日より一層緑が濃く感じられ、空を見上げると、緑色に染められた空気に深くつつまれるようでとても幸せでした。緑の葉の間から見上げる青空も大好きですが、こんな日もなかなかいいもんだなぁと思いました。

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2008.06.22  夏至が過ぎ

 毎日忙しく、原稿を書かなければと思いながら9日もさぼってしまいました。これ嘘です。忙しかったことは確かですが、原稿は1~2回位は書ける日もありました。でも、ネタがなかったのです。書き出せばすぐなのですが、「今日は何を書こうかな。」などと考えると何も書けないのです。
そんなこんなで9日過ぎ、気がついたら夏至も過ぎていました。毎日曇り空なので太陽の光の恩恵を受けていないため、太陽の事をすっかり忘れていました。もう、今日は昨日より昼が短いのです。これから冬に向かって少しづつ短くなっていってしまいます。
 夏の季語に「短夜(みじかよ)」とか「明け急ぐ」などと、いかにも、「夜が短いんだなぁ。」という感じの季語があります。(これ、いかにも知っているように書いていますが、受け売りです。)
 こんな言葉を聞くと、夜の短いのが夏でよかったと思います。
 夏の夜が長かったら寝苦しい日を何日も我慢しなければなりません。
 ふと、こんな、まるで風流でない物の考え方はやめて、クーラーなどなかった時代の人達は、夏をどんな風に感じていたのかなぁと思い、
大して教養のない私が、ちょっとそれらしきものを見つけました。
清少納言の枕草子に

夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

 と、夏の夜を楽しんでいます。思いきり開け放たれた部屋から涼しい風が蛍と一緒に舞い込んでくるような感じです。
 また無粋に「この頃は蚊はいなかったのかなぁ。」などと考えてしまいます。少なくとも、現代はアスファルトの照り返しと騒音と危険が私たちを取り巻き、窓などしっかり締切、ひたすら現代文明の利器に頼り、扇風機やクーラーを体に悪くない程度にコントロールしながら、やがて涼しくなる日を思い暑い夜を過ごしています。
 かなりの田舎に行けばまだ枕草子の頃の風が吹いてくるかもしれませんね。

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2008.06.13  足を組む

 コラムでも書いていますが、足を組む癖の方がかなりいます。電車に乗っていても、座ったとたんに、すっと足を組む方もいます。でも体のためには絶対やめた方がいいのです。骨盤がゆがむからです。
 想像してみてください。両足を並べて座っている時のお尻は、両方同じプレッシャーがイスにかかっています。ところが片足組んだら、イスにかかるプレッシャーは右と左違ってきます。骨盤の形も歪まされているのがおわかりでしょう。
 ほとんどの方が、「足を組む癖があるでしょう?」とお聞きすると、「時々組みます。」という答えが返ってきます。この「時々」は「しょっちゅう」なのです。なぜかというと、無意識にしている癖は気がつかないからです。
 そんな話をした後、次の治療の時多くの患者さんが「やっぱり、結構組んでいました。」とおっしゃるのです。
 しかし、心配はいりません。癖というものはやめようと努力すれば、必ず治ります。足を組んでいることに気がついたら、すぐ止めるという事を繰り返しているうちに、だんだん癖はとれてくるものです。実際に大勢の患者さんがそうやって、ご自分の癖を治していらっしゃいます。
 健康でいるためには、少しの努力が必要なんです。

松本整体 久保田昇子

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2008.06.11  Xジャパンのトシ

 昨日ラジオのゲストにXジャパンのトシさんがゲストで出演していました。
 私は、Xジャパンにはそんなに興味はなかったのですが、なんとなく聞いていると、彼、なかなか素敵なんです。
 最後に新曲「アースインザダーク・青空に向かって」が紹介されたとき、メロディーと歌詞の美しさに感動しました。26日が発売ということなので、是非買ってみようと思っています。
 あっ、これ、別に宣伝でもなんでもありません。素直にそう思っただけです。今日はこの辺で。

松本整体 久保田昇子

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2008.06.10  体操について

 治療の効果を持続させるためや、より日常を過ごしやすくするために体操をお教えすることがよくあります。私にとってはこれは、宝物を患者さんに上げているわけです。だって、辛い症状が体操をすることで、少しでも楽になればその方はその体操が宝のはずです。わたしも時間を割いて説明し教えてあげるからには、本当に実行して欲しいのです。
 でもすぐに実行してくださる方は三割にもならないです。二回、三回と言ってやっとやり始める方。時々いい加減にやる方。本当にいろいろです。
 そして何か月かたって検査すると、自己流になっている人が半分います。
 私が教えてあげる体操は、体の筋肉の動き、それぞれの筋肉の影響の仕方等を考えて、単純で種類が少なくても済むように考えだしたもので、余分なものを削って最小限にしたものです。ですからその最小限のものをアレンジしてしまうと違うものになってしまうのです。
 患者さんにお願いです。どうぞ正確に少しずつでも毎日実行してください。
 また、一般の人が健康管理のためにする体操は、ぐいぐい力をいれてするより、じわーとゆっくりする方が効果があります。
ご自分の体はご自分で守るしかないのです。私たちは守るお手伝いはできても、実行するのはご本人です。ご自分のために少しだけ頑張りましょう。

松本整体 久保田昇子

 

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2008.06.04  五月雨

 6月4日、つまり今日は旧暦の5月1日だそうです。
 5月、つまり皐月に降る雨だから「五月雨」なのですが、この「サミダレ」の「サ」は4月にも書きましたが桜の「サ」と同じ意味で「田の神」のことです。桜とは「田の神がいる場所」という意味だということをかいたことがあります。
 五月は特に「サ」のつくことが多いみたいです。先ほど出た五月雨をはじめ、早苗、早乙女などの「サ」は全部「田の神」の意味で、「五月雨」は田の神の水が滴るという意味だそうです。「早乙女」は田の神に仕える乙女という意味で田植えをする女性の事を言いますが、この時の「乙女」は若い娘さんでも、おばあさんでも全部「早乙女」なのだそうです。こう言われると「早苗」の意味も自然に解ってきますよね。「早苗」は田の神様の苗ということです。
 昔は、一年の初めは稲の種まきから始まるような感じだったようです。
食べ物を作ることが、命をつなぐことになるわけですから、何より大切な事だったわけですよね。
 でも今は食糧需給率が低いにもかかわらず、減反でお米を作れないし、飢えに苦しんでいる国がたくさんあるのにお米を送ってあげられないなんて、矛盾だらけですね。そればかりか、バイオ燃料とかいって、食べ物をガソリンの代わりにしてしまうし、めちゃくちゃです。
 神様がお怒りにならなければいいのだけれど。昔だったら「罰当たりなことをして」としかられてますよね。古いかなぁ?

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2008.06.03  スズメの餌付けのその後

 昨日娘と食事した時、雀に餌を撒いてあげていることを話しました。そしたら娘が即座に「お母さん。それはやめた方がいいと思うよ。今、鳥インフルエンザがどこからやってくるか全く分からないから、医療関係者は鳥にはとても神経質になっているの。鳥さん達には受難の時代よね。」と言われました。
 確かに、今は鳥インフルエンザがどこに出るかわからない時代です。佐渡の朱鷺でさえ、感染して全滅してはいけないという事で、何箇所かに分けることにしたことを思い出しました。
 滅多な事はないと思いますが、万が一ベランダにくる雀たちに鳥インフルエンザに感染した鳥がいたら、近所中消毒され、大勢の人達に大変な迷惑をかけることになります。
 それでスズメに餌をあげることをしばらく中止することにしました。
 毎朝、ベランダに来て餌を催促するように鳴く雀の声を聞きながら、「ごめんなさい。私はあなた達に餌をあげるわけにいかないの。私も医療従事者の端くれとして、してはいけないことみたいなの。ごめんなさい。」とお詫びしています。
 スズメやその他の鳥たちには何の罪もないのに。本当に受難の時代ですね。

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2008.05.30  スズメの様子

 最近、餌を撒いておかないと、ベランダで雀が「チュン、チュン」と啼くのです。今まで、ベランダに来て雀が啼くことなんてなかったのに、餌を撒き始めてからは、ベランダに雀が来ることが多くなったような気がします。
 チュン、チュンと啼かれると、まるで催促されているようで、急いでパン屑を撒いてやります。
 朝は忙しいので、台所で「あっ。チュンちゃんが来ている」なんて思いながら、ベランダから聞こえてくるスズメの鳴き声を楽しく聞いています。
 今朝は食事をしていたら、「チュン、チュン」と聞こえてきたので、そっと振り向いたら、三羽の雀が餌を食べに来ていました。最近、いつも三羽なので、うちに食べにくる雀は、どうやらこの母親らしいスズメと子供のスズメが2羽で家族のようです。
 いつもなら「あー。来てる、来てる」って思いながら、食事をするのですが、今日は少し時間にゆとり
があったので、しばらく眺めていました。そしたら1羽のスズメはいつも大きい雀のそばにくっついているのです。そのスズメはどうやら1人で餌をついばむことができないらしく、母雀と思われるスズメが自分で餌をついばんではその小さな雀に食べさせているのです。もう1羽の小さいスズメは1人で餌を食べています。
 まだ私とスズメの間には、深くて渡れぬ川?があり、近くに近寄って見ることができませんが、1人で餌を食べられないなんて、どういう事情があるんでしょう。母雀がいなくなったら、このスズメはどうするんでしょうか。
気まぐれで思いついて餌を撒いてやっていますが、まさかこういう事情のスズメ達が、うちに食べに来てくれているなんて。
 思わぬ事態になんだか責任を感じてきました。
 毎日、本当にひと屑も残さず、きれいに食べてくれていますか゛、はたしてあれだけで、充分足りているんだろうか。1羽の雀が1日に食べる量はどのくらいなのだろうか。等、いろいろ考えさせられました。
 たくさん撒き過ぎて、どうやら近くにいるらしい鳩にえさ場を奪われたらかわいそうだし、昼間いないから、度々餌をあげるわけにもいかないし。
なんだか、これからは、今までのような能天気ではいられなくなるみたいです。

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2008.05.27  水の飲み方

今年の夏は暑いという長期予報が出ていますが、暑くなると水を飲みたくなります。
先日藤田紘一郎博士の著書「ミネラルウォーターの処方箋」を読んでいたら、血液型によってかかりやすい病気があり、水も血液型によって体に合うものが違うというような事が書かれていました。
それによると
A型のかかりやすい病気は
    生活習慣病(癌、糖尿病、心筋梗塞)
    狭心症
   合うミネラルウォーター
    ミネラル成分が多い硬水
    バナジウムが含まれているもの
O型のかかりやすい病気は
    
胃酸過多
     病原性大腸菌による下痢症
     胃潰瘍
   合うミネラルウォーター
     アルカリ性の軟水
B型のかかりやすい病気は
    胃潰瘍・インフルエンザ・ストレス
    集中力の低下・肺炎
   合うミネラルウォーター
    カルシウム成分の多い水
    フレーバータイプの水
    酸素水
AB型のかかりやすい病気
    肺炎・インフルエンザ・ストレス
    疲れやすい・睡眠不足
   合うミネラルウォーター
    カルシウム成分の多い水
    酸素水・炭酸水

なのだそうです。どのメーカーの物を飲んだらいいか分からない方はこれを参考になさってください。ミネラルウォーターのラベルの所を調べると硬度○○と書いてあります。ちなみに、硬度とはカルシウムとマグネシウムの含有量が多いのが硬水。少ないものが軟水だそうです。
0~60mg/Lが軟水。120~180mg/Lが硬水だそうです。

お水もたまにはラベルを見ながら買うのもいいかもしれませんね。

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2008.05.26  スズメ餌付け計画のその後

 あれから、毎朝ベランダを見ています。すごいです。毎日全部きれいになくなっています。どうしてこのベランダに餌があることが解るんでしょうね。不思議です。
 今日はブドウパンを撒きました。パンが少し硬くなっていたので、指で触って擦ると、パン粉みたいな大きさのパン屑が出ます。こんな小さいのでもついばめるのかなと試してやってみました。もちろんいつもしている、「雀様仕様」の大きさの物もばら撒きました。そして、せっかくブドウパンなので、干しブドウも撒いてみました。パンを撒くと、15分くらいでスズメが「チュン、チュン」と啼きながらベランダに来ます。
 少し離れたところから見ていると、一番先に無くなるのが「雀様仕様」のサイズ。干しブドウは「雀様仕様」のパンが無くなってから啄みはじめました。そして、パン粉大の屑はその後、「もう無いからしょうがないか」っていう感じでちょこちょこっと食べて、本当にあっという間になくなりました。今日は三羽来ていました。
だんだんばらまく量を増やしてあげないといけないと思っています。
 それにしても、昔はこんなに簡単にばらまいた餌に寄りつかなかったです。ばらまいたお米は4日も、5日もあり、そのうちに、ばら撒いたことを忘れてしまうくらいでした。
 本当に餌がないんだなぁと思いました。かわいそう!

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2008.05.25  電車での出来事パート2

 井の頭線で、渋谷から久我山まで帰ってくるときの事です。お給料前の日曜日のせいか、普段の日曜日よりかなり人出が少なく、買い物も能率が上がり電車に乗ろうとしました。先発は急行、1分後に各駅が出ます。確実に座りたかったら各駅。立ってもいいなら急行です。ちょっと迷いましたが、今日は荷物が少ないので、立ってもいいかなと思い、急行の電車に乗りました。座席の空きはありませんが、立っている人もほどほどでそんなに混んでいませんでした。
 そこに70才代のおばあさんが乗ってきました。「誰か譲ってあげるのかしら。」と見ていると、誰も立つ様子がありません。席は4人掛けで左右8人が座っていて、そのうち若い女性が二人寝ていて、あとは中年の人達。1組小学生の子供とお母さんがおしゃべりしながら座っていました。すると、そのおばあさんは、座っている人を見渡して、1番席を譲りそうな人の前、つまり小学生の子供のお母さんの前にわざと立ち、じっと顔を見ています。おしゃべりしていた子供のお母さんは、「あっ、私。立たなければ」って感じで、急いで立ち上がりました。
 すると、そのおばあさんは、お母さんの顔をじろっと見て、ありがとうでもなく、さっさと座ってしまいました。おばあさんの作戦はまんまと大成功。
 でも・・・。わたしは、このおばあさんの、年よりなんだから、席を譲られるのは当然という態度がいやでした。どうしても座りたかったら、1分後に出る各駅に乗るべきだと思うんです。急行は外から見ても空いてる席がないことは解るし、隣のホームには、もう、各駅が来ていて、どこでも座れる状態なのです。目的地に着く時間も、5分くらいしか違わないのです。若くて元気なくせに、知らん顔している若者も好きではありませんが、わたしでも、どうしても座りたかったら次のにします。その位の知恵を使って欲しいです。
 このずうずうしいおばあさんの様子を、暇に任せて見ていると、手提げからパンフレットを引っ張り出し、2枚を縦にして見ています。上にあげている手は、肘が隣の男性の顔の前。もうどうしようもないですね。
年をとると、だんだん感性が鈍くなり、細かいことに気がつかなくなったりしますが、もう少し、周りの人が見える年寄りになりたいと思いました。
 唯一つほっとしたのは、小学生の子供のお母さんが、子供の前で席を譲った事です。この子は、「お年寄りには席を譲るのよ」と、無言でお母さんに教わったのですから。

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2008.05.23  雀様仕様

 18日の日曜日は久しぶりに特別な計画のないお休みでした。それで朝はゆっくりできると思って、ついつい2時頃まで本を読んでしまいました。ところが目が覚めたのは、いつもと同じ6時。がっかりしながら外を見ると空がきれいでした。
 ベランダに出て深呼吸していると、近くでスズメの声がします。「スズメがベランダに来てくれると嬉しいなぁ。餌付けしてみようかなぁ。」と思い、部屋に入って何かないか探しました。ちょうどあんパンがテーブルの上に乗っていました。それを持ってベランダに出て2~3回、ちぎってばら撒きました。
 その時昔私の友達がベランダに餌を置いたら、鳩がたくさん来て、下の階の人から糞が落ちてきて困りますと苦情が来たという話を思い出しました。私は鳩にもカラスにも来て欲しくないのです。スズメちゃん限定がいいのです。
 それで、釣りをした時の事を思い出しました。同じ魚を釣っても、一緒に行った友達は大きめの餌をつけて、私は小さめの餌をつけたら、友達は大きな魚が釣れるのに、私は小さいのしか釣れませんでした。初めての釣りだったので、その時は何故だか解りませんでしたが、後で、私の餌の大きさが関係したのだと気が付きました。ということは、パンもスズメさん仕様にして小さくちぎってあげれば、大きな鳥は来ないだろうと思い、今撒いたパンを小さく、小さく、ちぎって40平方センチ位の範囲に撒いておきました。
 ところがその日、用事ができ、朝の10時頃から出かけてしまい、帰ったのが午後8時で、スズメの事は忘れていました。
 その2日後、朝ベランダに出たら、パン屑が無くなっていました。風に飛ばされたのかなぁと思い、また撒いておきました。
 2日後、私のお休みの日、部屋でお茶を飲んでいると、ベランダに「チュン、チュン」という声が聞こえ、スズメがきているのです。「あっ。パン撒いてみよう」と思って急いでベランダにスズメ様仕様のパン屑をばら撒きました。
 そしてお茶を飲んでいると、雀が餌をついばんでいるのです。
「えっ! もう来たの?よっぽど餌がないんだねぇ。」と思いました。風で飛ばされたかなと思っていた餌は、本当にスズメさん達に食べてもらえたのかもしれないですね。これからはできるだけ餌を撒いてやろうと思いました。そのうちに私がそばで見ていても、平気で餌を食べに来てくれるようになることを夢見ながら。

 ところで、前回の院長日記「上手くいくといいんだけれど・・・」に書いた患者さんは、今日の予約をお忘れになり、お忙しいらしく、次の日もその次も予約できず、結局5日後になりました。「毎日治療したい」とおっしゃっていたのに、早くも崩れました。本当にどうなることやら。

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2008.05.21  上手くいくといいんだけれど・・・

 いつも過去の事を書くことが多いのですが、今回は現在進行形というか、未来形というか、位置的にはそんな感じの事を書こうと思います。
今朝、電話があり、「今日の予約が取りたいんだけれど。」と言われました。ちょうど5時の予約が空いていましたので、5時に予約をお取りしました。
 来院された方の入室の様子で、「おやっ」と思いましたが、自信がなかったので問診を始めました。そしたら「やっぱり」でした。
 何が「おやっ」で何が「やっぱり」なのかと言いますと、この患者さんを以前診たことがあるのです。何か月前か忘れましたが、(まだ寒かったころだったような気がします)治療が終わって、お客様とお話していた時、突然「腰が痛いから診てください」と倒れこむように入っていらっしゃいました。私は急いでお客様にお帰りいただき、施術をしました。でも、杖をついてやっと歩ける状態の割には、腰の状態がそんなに悪くないのです。
そしたら、半年くらい前に、突然椅子に座ると体が腰から曲がりだすという症状になって、今日は歩いていて突然イスに座っている時みたいに体が曲がりだして、歩けなくなったという事です。
 施術が終わって洋服を着ていただくのにイスに座っていただいたら、本当に手が床につくくらいに曲がるのです。曲がるというよりむしろ体を支えられず折れてしまうような状態でした。
 私はこういう患者さんは初めてでしたので、「私の手には負えないと思います。どこか病院で診ていただいてください。」というと、「何科へ行けばいいですか?」と言われたので、医者をしている娘に問い合わせると、神経科がいいと思うと言うので、そのように伝えました。
その時その患者さんが「あんたの所でやってもらえないかねぇ。今してもらったようなことはどこもしてくれなかった。いろんなところで、いろんな事をしてきたけれど、ここなら大丈夫のような気がするんだよ」とおっしゃいましが、わたしは自信が無くて、「とにかく先に神経科で診ていただいてください。」とお願いしました。
 その後、あの方はどうなさったのかなぁと思いましたが、おいでにならない所を見るとどこかで治していただいたんだろうなぁ」と思っていました。
 その時の方が、今日来院された患者さんだったのです。
それで、「おやっ」「やっばり」になった訳です。
 この患者さんは、来院した理由に「あの時以来、それこそ何箇所も病院を回った。有名な先生にも何人か診てもらった。病院だけでなく、いろんな治療もしてみた。でも、ぜーんぶだめだった。やっぱりここしかないと思ったから今日予約したんだ」とおっしゃいました。
もうここまできたら、やるっきゃありません。覚悟を決めてやれるだけの事をしてあげようと思いました。
施術中に、「先生、私はここで治るような気がする。毎日1週間来たらどうだろう。」と言われました。私は正直に「私は、この仕事を始めて22年になりますが、こういう患者さんは初めてです。ですから、1週間で治るのかどうか自信がありません。」と言いました。
ところが、患者さんの勘というのはすごいなぁと思ったのは、施術が終わって歩く姿が、おいでになったときより歩きやすそうなんです。
その姿を見たとき、できるだけの事をしてみようと思いました。
それで、「1週間毎日治療というわけにはいきませんが、できる限りやってみます」と言って、次回の予約をとらせていただきました。
私の力で、どこまで良くなっていただけるか解りませんが、頑張ってみようと思います。

松本整体 久保田昇子

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2008.05.16  素敵な話

今朝、NHKのテレビを見ていたら、C.W.二コルさんと浜三枝さんの対談をしていました。場所は二コルさんの森。木漏れ日が優しく二コルさん達を照らし、とっても気持ちのいい景色でした。誰が見ても「あんな森の中を散歩してみたい!」と思うような明るくて豊かな森でした。
この対談で二コルさんがおっしゃっていた言葉がとても感動的でしたので今日の日記に書くことにしました。

二コルさんは小さい頃病弱だったそうです。その二コルさんにおばあちゃんが「みんなと同じように元気になりたかったら、毎日森に行きなさい。」と教えてくれました。二コルさんは夏休みに毎日、毎日森に行って遊んだそうです。そしたら不思議な事に少しずつ元気になってきたのだそうです。
元気になってきた二コルさんにおばあちゃんは今度は「元気になったら木に登って木とお話をしてごらん。もっと元気になれるよ。」
二コルさんは木に登って木と話をするようになりました。そして不思議な事にすっかり病気が治ったのだそうです。
二コルさんは二十代の時日本へ空手を習いに来ました。そして日本の森の美しさに感動しました。ところが二コルさんが日本に来た頃の日本の森は全く手入れされずにほったらかしにされているところが多く、心を痛めた二コルさんは荒れた森を買い取り、手入れを始めました。そして二十年かけて、木もれ日が美しい、きれいな森によみがえらせたのです。

更に二コルさんは素敵な話をしてくれました。
森で時々音楽界を開きます。でも、来てくれた人に「音楽が終わっても決して拍手をしないでください。じーと耳を澄ましていてください。」というそうです。
音楽演奏が終わりみんなが静かに耳を澄ますと少しして森の木々がざわざわとしだし、小鳥の鳴き声が急ににぎやかになるのだそうです。科学的に証明はできないけれど、木や小鳥達が確実に音楽を喜んでいるのがわかるのだそうです。その音楽も電気的なものには全く反応がないのだそうです。

素敵な話ですよねぇ。私も二コルさんの音楽界に行ってみたいです。

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2008.05.13  忘れられない患者さん 

 松本整体のコラムに「忘れられない患者さん」を書いたことがあります。
今回は別の患者さんの話です。
 今日のお昼頃「今日予約できますか」という電話があり、ちょうど5時が空いていたので、そこにお入れすることになりました。
松本整体の治療には「靴下、ショートパンツ、Tシャツ」を持ってきていただきますので、それをお知らせするのに、「ホームページをご覧になってお電話して下さったんですか?」とおききします。ホームページを見てくださった方は大抵持ち物のページも見て下さっているからです。ところがその電話の方は「知り合いに教えてもらったので。」とおっしゃるので、では持ってきていただくものをお知らせします。と言って持ってきていただくものを説明し、5時においでになるのをお待ちしていました。

問診表を書いていただいて、「どなたのご紹介ですか? 」とおききしたところ、「いとこのK.Kから紹介されました。」との事。このいとこさんも8年前ぶりに昨年来院されました。このいとこさんに紹介されて9年前にいらっしゃったのがこの2人のおじい様(Mさん)で、今日の主人公の「私の忘れられない患者さん」なのです。
この方(Kさん)のおじい様(Mさん)は9年前に87歳で来院されました。Mさんは大垣市に住んでいらっしゃって、ご自宅からバスで大垣駅まで出て、大垣から電車で岐阜まで行き、そこから新幹線で東京まで来て、中央線と井の頭線に乗って当院までいらっしゃるのです。治療が終わると日帰りでそのままお家に帰られます。それを2週間に一度5か月続けられました。すごいでしょ? 普通このくらいの年齢でこの距離の移動なら付添があります。まだすごいのは、80歳で心臓のバイパス手術もしていらっしゃいます。心臓のバイパス手術をこの高齢でするのはすごいことなのです。この年齢と体でこんな遠くまで通って下さるなんて本当に申し訳ないことです。
 治療をしながらいろいろお聞きしたところ、会社を二つ持っていらっしゃって、とてもお忙しそうでした。
「実は最近、突然息子を亡くしました。息子が今まで会社を仕切ってくれて、わたしは助ける役に回っていたのですが、息子が亡くなってしまったので、また私が主になってやらなければならなくなったんです。息子の子供がまだ小さいのでその子が私の仕事を継いでくれるまで頑張らなくてはいけないんです。」とおっしゃっていました。
その気力がこの年齢以上のエネルギーを出していたのでしょう。私は心から「すごい方だなぁ。」と思いました。
そして昨年、おじい様とほぼ同じ頃いらしてたK.Kさんが8年ぶりにおいでになったので、「おじい様はお元気ですか?」とお聞きしたら「5年前に亡くなりました。」との事。なんでも梯子から足を踏み外して落っこちてしまい打ち所が悪くて亡くなられたとのことです。
わたしはとてもショックでした。
そして今日、そのMさんのもう一人のお孫さんが来院されたのです。
MさんとKさんの苗字が同じなのですが、住所が埼玉県なので、
私   「Kさんのお父さんはMさんの二男さんですか?」
Kさん 
「長男です。」
私   「じゃあ、おじい様のお仕事は二男さんが継がれたんですか?」
Kさん 「いえ、長男です。」
私   「えっ。そうすると、小さいお子さんを残して亡くなられた方って、K           さんのお父さん?」
Kさん 「そうです。」
私   「じゃあ、おかあさんと大垣から埼玉にお引っ越ししたの?」
Kさん 「いえ、家は大垣にあります。母も亡くなったんです。」


わたしは唖然としました。今までの話でKさんのお父さんが亡くなったのがKさんが小学生の時。お母さんはおじい様が亡くなられた次の年に突然死をされたとの事。Kさんは17才で独りぼっちになってしまったことがわかりました。
Kさんの人生がこんな風になるなんて、9年前には想像もできないことです。おじい様のMさんもさぞご無念だったでしょう。そしてKさんのお母様も、どんなにかお心残りだったでしょう。
でもお母さんの死という悲しみを乗り越え、Kさんは大学に無事合格し、埼玉県で学生生活を送っていらっしゃいます。おじい様のお顔の面影がなんとなく残っているKさんが、これからいろいろ起こる出来事を乗り越え強く生きていって欲しいと心から思います。

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2008.05.12  お墓参り

 母の日をしたくても、私は母に会えない事情があり、その代り父と主人のお墓参りに行きました。日曜日の仕事を終わらせてから行ったので、松本についたのが四時頃でした。松本駅前で仏花を買おうと思ってお花屋さんに行ったら、母の日のプレゼント用の花束を作る人でごった返し、何人もの花束を作る人を待っていたので、お墓に着いたのが五時頃でした。
 今までお墓参りは大抵午前中か午後も早い時間に行っていましたので、こんな夕方お墓参りする人なんかいるのかなぁと思いながら車を運転していると、結構墓地に向かっている車がいてびっくりしました。多分今日お参りに来た人たちは、母の日なのでお母さんの墓前にお参り来たのかなぁなどと想像しながら、私は父のお墓をお水で洗い、花の水を変えて新しいお花を入れ、お線香をあげて、一人でゆっくり父と話をしてきました。
 父が亡くなって来年で十年になります。父がこの治療法を研究し確立してくれたおかげで、今私はこうやって患者さんを持つことができ、大勢の方達から喜んでいただけることができます。私にとって、父の存在はただ、ただ、感謝の一言です。
 その日は浅間温泉に泊まりました。

 次の日は、天気予報では天気が崩れると言っていたのですが、幸い晴 れて、きれいな青空には恵まれませんでしたが、薄曇りで穏やかな日になり、主人のお墓参りに行きました。主人の御墓は昨年松本市と合併して、松本市になりましたが、松本駅から四十分ほど車で行った山の中にあります。
 山がいろいろな色の緑になって、「山笑ふ」という俳句の季語がぴったりの景色でした。鶯の鳴き声も聞こえ、幸せでした。実はこの鶯の声を聞くのが主人の田舎に行く楽しみの1つになっているのです。
 主人の生家は、一昨年、母のお世話をしてくれていた妹が無くなってしまい、母は現在、その下の妹の家にお世話になっているため、誰も住んでいません。主のない家というのは、なんとも寂しいものです。
 しかし、きれいな花たちが出迎えてくれ、昔、まだ主人も義父も義妹も元気なころを懐かしく思い出させてくれました。主のない庭で一生懸命咲いている花達。きっと下の妹が、
お花が好きだった姉のために植えてくれたのではないかと思います。そしてそこに何を植えるかは、母か゜指示したのではないのかと思われます。
 何故かというと、そこに植えられていたお花は三十五年前、私が上の子のお産のために帰ったとき、一面に真っ白に植えられていたマーガットだったからです。
 突然お墓参りに行ったので、義妹や義母に連絡しなかったため、会えませんでしたが、彼女たちの心や気持ちが伝わってくるようで、涙が出ました。
 とっても幸せな一日でした。

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2008.05.07  生きることの難しさ

 私の友達に出版社に勤務している人がいます。彼は1年に何回か自分がかかわった仕事の本を送ってくれます。残念ながら、それらの本は、本屋さんに行ってもなかなか私の眼につかない物が多いので、私は、少々ずうずうしいことながら、その友人から送られてくる本を楽しみにしています。
 少し前に、なかにし礼さんと有名人の対談集「人生の黄金律」という本をいただきました。その中で一番心に残ったのが、まだ病に倒れる少し前の長嶋さんとの対談でした。
 長嶋さんの言葉に「まぁ、こういう時代ですからね。今は生きるという事は、ある意味では大変なとですよね。生きることは苦しいよね。そう思わない? 生きてること、存命していること自体が苦しいと僕は思います。」という言葉がありました。長嶋さんは、天才的な活躍で数多くの実績を残し、華やかな野球人生を歩んだ方です。性格的にも、細かいことを気にしないおおらかな逸話がたくさんあり、それがさらに長嶋さんを不動の人気者にしている様に思われます。大勢の人達から愛されている長嶋さにこんな面があるなんて想像もしていなかったので、とてもショックだったとともに、あの長嶋さんでも生きることは苦しいのだから、まして私のようなごく普通の人がそういう風に感じるのは当たり前なんだと変に納得し安心したりもしました。
 ところが、この連休中にこの四月から発行されている週刊誌「日本の歳時記」という本を読んでいたら、1番最後の「私の好きな句」というページに小沢昭一さんの記事が載っていました。
 その中に浅草の観音様にお参りに行く時、三社様に先にお参りして、そこにある、いろいろな碑を見て歩くのが好きだというような事が書いてありました。そして、その中に川口松太郎さんの「生きるということむずかしき夜寒かな」という句碑があり、小沢昭一さんはこの句が好きで「そうなの。そうなのよ。」とつぶやきながら、声を出して読んだりしている。と書かれていました。
 またここにも「生きることの大変さ」を感じている人達がいたのです。
 実は私もあそこにお参りしたとき、意外にいろいろな碑が建っていてビックリした覚えがあります。そしてその中に川口松太郎さんの「生きるということむずかしき夜寒かな」という句碑を発見し、川口松太郎さんのような方でも、こういう思いを抱いて生きていらっしゃったんだなぁと感動しカメラに収めてきた記憶があります。
 長嶋さんも川口松太郎さんも小沢昭一さんもみんな生きることの苦しさを抱えながら、1度しかない人生を精一杯生きてきた方々なんだなぁと感動を覚えました。そして改めて勇気と何故か安心感をいただきました。

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2008.05.05  朝の楽しみが無くなった

 私は眠りが浅く、いつも目覚ましがなる前に目が覚めることが多いのです。最近は6時近くまで眠れますが、以前は4時とか4時半とかに目が覚めてしまいそれきり眠れず、布団の中で時間がたつのを待つという生活を何年もしていました。
 10年位前までは、布団の中にいてもとても楽かったのです。それは、夜明け近くなるといろいろな鳥があちこちで鳴いていて、それを聞いているのが幸せでした。自宅は三鷹市にあるのですが、郭公やほととぎす、山鳩など、遠くに近くに聞こえ、それを聞いているだけで時のたつのを忘れるほどでした。
 私の生まれは松本市で、東京から見たらはるかに田舎なのですが、市街地でしたので、鳥の声と言ったら雀だけ。それも屋根に止まっている数羽の雀の声だけでした。早起きすると空の上の方でカラスが3~4羽のどかに「カァ・カァ」と鳴きながら飛んでいる姿が見えるくらいでした。
それが、都会の東京でカッコウやほととずきの声が聞こえたら感動です。
 毎朝早く目が覚めていた頃、雀には朝と夕方ミーティングがあるという事を知りました。 
 夕方のミーティングは小学生のころ、夕方までグランドで遊んでいると、1つの木にたくさんの雀が集まって騒がしくさえずり、しばらくするとさっといなくなってしまうという経験がありましたが、朝もそうだとは知りませんでした。
 ところが東京に来て夏の朝4時半頃に近くの木に雀が集まり、とても騒がしく囀りあい、まるで情報交換をしているようでした。そんな状態が10分くらい続いたと思ったら、さっと静かになってしまう。そのミーティングに耳を澄ますのも楽しみでした。
 しかし、税制が変わり、今まで使わない土地は「市」などに貸せて、それを空き地として開放していたため、大きな木もたくさんあったのに、そんな土地にまで税金がかかるようになり、地主さんは、そんならただで「市」に貸せるより売ってしまえということになるらしく、次々と土地が売られ、家がどんどん建ってしまいました。そして、そこにあった郭公の住処やホトトギスの居場所がなくなってしまい、ある日から、全くこれらの鳥の声が聞こえなくなりました。
 その位から、山に餌がなくなった烏が、今まで上空で鳴いていただけだったのに、地上に降りてゴミを漁るようになり、雀の姿もそれとともに消えていきました。
 昔は電線に雀が何羽も止まっている景色は日常の景色でしたが、雀に代わってカラスが電線に何羽も止まっている光景に変わりました。もちろん、雀のミーティングなんて全くなくなりました。最近は電線に雀が止まっているなんて珍しいことになってしまいました。
 本当に寂しいことです。
 今は朝早く目が覚めても、小鳥の声などほとんど聞こえず、たまに聞きなれない小鳥の声が通り過ぎていくだけです。
 早く起きても何の楽しみもありません。もう、あんなひと時を望むことはできないのです。
怒りと悲しみが湧いてきます。失ったものの大きさを感じます。

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2008.05.04  おいしかった!

 昨日夜遅くスーパーに行きました。12時に近かったので多分大したものはないだろうと思いながら、なんとなくぶらぶら見ていると、しじみが目につきました。「ちょっと最近食べてないなぁ。明日の朝のお味噌汁にしようかぁ。」と思い、一パック買って帰りました。家に着くとすぐシジミをボールに入れて、少し水を入れて寝ました。
 朝、それをお味噌汁にして食べたら、なんと、美味しいこと、美味しいこと。 ぷっくり膨れた身が柔らかくて、噛むとジュワァと中から汁がでてきて、体全体に幸せを運んでくれるようでした。2杯分のシジミ汁でしたが、夜に残すと味が落ちると思い、全部平らげました。
こんなにぷっくりした身のしじみは初めてでした。
夜遅い買い物って、残り物っていう感じで、「当たり。」って感じが少ないのですが、昨日は当たりでした。美味しい食べ物に会うと心が満たされて幸せになりますね。

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2008.04.30  孫の話

 孫ができるとおじいちゃん、おばあちゃん達は、こぞって携帯の待ち受けに自分の孫の写真を入れ、孫の話題になると我先に一番かわいく撮れている写真をフォルダーの中から選び出し、嬉しそうに見せ合う。
私は変わっているのか、そういう姿が嫌で、待ち受けは、自分で写した花の写真ですし、自分から人に孫の写真を見せるようなことは絶対したくないと思っています。(見せてと言われればちょこっとだけ見ていただくけれど。) そういう姿って私から見るととても嫌な光景に見えるのです。誰もが孫があるわけではないし、子供に恵まれない人もあるからです。恵まれた幸せをあたりかまわず喜ぶ姿は、あまり美しいとは思えないからです。

 でも、今日は最近会った我が家の出来事として、孫に登場してもらおうと思います。孫が起こした事件?だからです。

 先日娘から突然メールがきて、「目を離しているすきに、袋の中からゴマせんべいを出して、2枚重ねて食べて、『オッパッピー』と得意そうに笑う我が子に対してどう対処したものでしょうか。」というメールでした。
娘は最終的には笑って写真を撮っておしまいにしたようですが、それにしてもまだ1才4か月の子供が、そんな堅いおせんべいを2枚も重ねてよく食べられたものだと逆に驚きの方が大きいです。しかも「オッパッピー?」 おそらく得意げに、ニコニコしながらした事でしょう。孫は、母親が仕事をしているので3か月で保育園に預けられ、お兄ちゃんやお姉ちゃん達の中に交じって1日を過ごします。ですから、お兄ちゃんお姉ちゃん達のマネをして、いろいろな事を覚えてきます。大きい子たちに交じって小さい孫が楽しそうに遊んでいる姿が目に浮かびます。
おせんべいを食べて「オッパッピー」をした孫もきっと、保育園でお兄ちゃん達がしているように、にこにこと嬉しそうに、得意げにしたと思います。楽しいメールでした。
 しかし娘には「それは、親の不注意です。口に入れて欲しくない物は、子供の目の届かない所に置きなさい。」とメールしました。
ところが娘は、同じメールを妹にも出したらしく、下の娘の返事は「もう、オッパッピーは古いです。これからは『グー』を教えましょう。」でした。笑。
もう少し大きくなれば、だんだん自我が出て、自分の思うようにならないと泣いたり、言う事を聞かなかったりします。今が一番かわいい時かもしれません。

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2008.04.28  壊したお家は更地に

 この前、お家が壊されている事を書きました。そのお家が、遂に更地になってしまいました。
 大きな白椿の木とつつじの木があり、竹が生えたささやかながら(よそのお家の事をささやかなんて失礼ですね。)小さな庭がありました。最初家だけが取り壊されていたので、「この木達は残されるのね。良かった。」と思っていたのですが、昨日前を通ったら何も無くなって更地になっていました。
 毎日毎日見ていた木々がなくなってしまった寂しさがこみあげてきました。


工事の内容のプレートを見たら、施工会社の名前はありましたが、建て主の名前は空欄になっていました。
私はてっきり建て直しかと思ったのですが、売ってしまわれたんですね。


 私が久我山で仕事をはじめたころ赤ちゃんだった子が、幼稚園に行く姿に変わり、家のガレージの横に三輪車がありました。それが小さな自転車に変わり、やがて、大人の自転車になりました。最近はときどき部屋からロックがかかっているのが聞こえてきました。心の中で「あの赤ちゃんが、こんな曲を聴く年になったんだなぁ。」と思いながら、年月の流れを感じていました。


 でも、もう毎日見ていた木々達にも逢えなくなり、あの男の子の成長も見られなくなってしまいました。一回も話をしたこともない人々だったけれど、医院だと思ってチャイムを鳴らして以来、ずーと、毎日見てきた景色が、そこにあった生活共々目の前から消えてしまった寂しさ。

お引っ越しされてしまったこのご家族のお幸せをお祈り致します。

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2008.04.25  初トライ

今日、パソコンの管理をお願いしている会社の方に来ていただき、写真の入れ方を教えていただきました。今、残念ながらアップしたい写真がないので昨年の今頃写したお花の写真を試しにアップしてみます。

花.jpg

無事アップできました。
よかったぁ!

これからは、写真をどんどんアップします。

よろしく。

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2008.04.23  悪いおばさんです

 実は昨日の虫嫌いの人の話を聞いて、カミングアウトすることがあります。
 もう30年以上前の話ですが、季節は少し暑くなり始めたころだったと思うのです。私の前の方から小学校の1年生くらいのかわいい男の子が歩いてきました。手に白い紙袋を大事そうに握りしめていました。その男の子は私の顔を見ると嬉しそうに「これ、採ってきたの。」と言って白い紙袋の口を開けて中を見せてくれました。そのなかには、毛虫がいっぱいはいっていました。私は「ギャー。」と言いたいところをぐっと我慢して「うわー。すごいわねぇ。お母さんに見せてあげたらきっと喜ぶわよ。」なんて・・・。言っちゃったんですぅ。男の子は嬉しそうに帰って行きました。30年以上たった今でも、あの男の子のお母さんはどんな反応をしたんだろう。お母さんの反応を見て、あの男の子はどうしたんだろうと気になります。
 ごめんなさい。悪いおばさんでした。
それにしても、あの頃はまだ紙袋を使っていたので中が見えず良かったのですが、あの毛虫がビニール袋に入っていたらと思うとぞっとします。

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2008.04.22  思わず「ウフッ」

 昨日、今日にかけて思わず「うふっ」って感じの事がありました。
昨日の帰り、近くの八百屋さんの前を通りかかるとラジオがかかっていました。どうやらお便りを読んでいるらしく、「私は虫が大嫌いなのですが、息子は虫が大好きです。どうしたらいいでしようか。」という声が聞こえてきました。わたしは心の中で「解る。解る。」と思いながら思わず「ニヤッ」としたら、突然大きな声で「ガハッ」と笑う声が聞こえ、八百屋のおじさんが笑っていました。私と同じツボに入ったんだなと思いそのおじさんの笑い声に「うふっ」となりました。

 そして今朝、治療室へ来る途中の道でお家が解体されていました。クレーンでブロックを持ち上げて車に乗せている作業の横を恐る恐る歩いていると、作業をしていた若者がさわやかに、「おはようございます。すみませ~ん。」と挨拶してくれました。私も思わず「おはようございます。」と軽く会釈しましたが、心は「うふっ」でした。なんだか朝から嬉しいなと思いました。
 ところで今解体しているこのお家は、不思議な事に、ずーと「内科医院」という10センチ×30センチ位の小さなネオンが塀の上に付いていました。久我山に治療院を出した頃、ちょっと体調が悪いので、近くてちょうどいいと思って、このお家に行ったのですが、鍵がかかっていて、チャイムを鳴らしても誰も出てきてくれませんでした。それで「もしかしたら、ここはやっていないのかな。」と思い、それからは注意して通るようになったのですが、どうもお医者さんをしている様子はありませんでした。
 あれから23年間、ずーとあの看板はついたまま今日に至り、ようやく家の解体とともに取り去られてしまいました。それにしても、あのお家はどうしてあんなに長い間あの看板をつけたままにしてあったのでしょう。とても不思議でしたし。私みたいに間違えて治療をしてもらおうと訪れた人もいたのではないでしょうか。そんな事をいろいろ考えながら仕事につきました。

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2008.04.21  まだ来ないツバメ

 ツバメがずいぶん飛ぶようになりました。前のお店のツバメは相変わらず頻繁に巣作りに忙しそうです。でも私のところのツバメはまだ来ていないみたい。もしかしたらもう今年は来ないのかなぁ。無事海を渡れなかったのかなぁ。
 毎日巣の様子を見ています。

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2008.04.18  かわいいおばあちゃん

 今年は良く雨が降ります。特に木曜日は毎週雨で、お休みにカメラでも持って写真を撮りに行こうと思っているのに、なかなか実行できません。
 今日も雨。
 今、お昼を買いに外に出たら、私と入れ替えに入ってきたおばあちゃん。
 小柄で、髪の毛はグレー、少し腰が曲がっていて、年齢的には、80代後半の感じの方が、きれいな水色の地にかわいい花模様のついた傘をさしていました。なんて素敵なんだろうと思いました。
 この年齢だったらきっともっと落ち着いた
色合いのものを使っている人が多いと思うのですが、雨の日はジメジメして、空も暗く、そんな時はかえって気分を明るくする明るい色の傘って素敵だと思います。いつまでも、気持ちの若い人でいたいと、このおばあちゃんを見て思いました。

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