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2008.10.28  ぼちぼち? ぼつぼつ?

 先日十数名程で親睦会をしました。とても盛り上がっていたのですが、予約の時間が終わりそうになったので、「では、ぼつぼつ終わりにしましょうか。」と言ったら、「ぼつぼつって方言だよ。」と言われました。


 「えっ! 本当?私、生まれてから今までずっと『ぼつぼつ』って言ってた。本当に本当?じゃあ正しくはなんて言うの?」と聞いたら「ぼちぼち」と言われました。


 私はとてもショックで、「しょつちゅう『ぼつぼつ』って言っていたのにどうして誰も教えてくれなかったのかなぁ。」と思いました。


 でも、私の日常の中で「ぼつぼつ始めようか」とかいう言葉は聞いたことがあるなぁと思い、手元にあった国語辞典を見てみました。
そして、ほっとしました。あったのです。「ぼつぼつ」のところの意味と使い方に「ではそろそろはじめようか」という例が載っていました。そのあと「ぼちぼち」と書いてあったのです。「ぼつぼつ」でも「ぼちぼち」でもいいということです。


 今回はこれですっきりしたのですが、私のように地方から出てきている人間は、時々「これは標準語なのかなぁ、それとも方言なのかなぁ」とおもうことがあります。逆に方言なのに、標準語だと思い込んでいることもあります。また方言と分かっているから使わないようにしているのに、無意識に方言が出て来ることもあります。
それから自分と同じ方言を全く違う地方の人が同じ意味で使っていて、ちょっと感動したこともあります。
方言って素敵なんですけれどねぇ。堂々と使っちゃいましょう。

杉並区久我山 松本整体

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2008.10.22  幼くても侮れない

 昨日ラジオを聴いていたら、「運動会は楽しかったですか? それともいやでしたか?」という問いかけをしていました。いろいろな人がお便りをしていました。総じて運動が不得意の人は運動会は嫌いのようでした。
ちょうどいらしていた患者さんに「運動会は好きでしたか?」と聞いてみました。そしたら即「大嫌い。あんなものなければいいとどれだけ思ったか分からない。」と言われました。「どうしてですか?」とお聞きしたところ、「私は運動がほとんどできない人で、なにしてもだめだったもの。」との事。ところが、そのあとの言葉が心に残りました。

 「私は、運動神経が全くなくて、なにをしても普通にできなかったから、小さいながらも、これはいじめられると思った。だから毎日、毎日、一生懸命どうしたらいじめられずにすむか考えていた。」とおっしゃるのです。

 私は思わず「いじめられない方法を見つけられましたか?」とお聞きすると、「あのね。誰がボスかを見極めて、その子に媚びていつもそばにいるようにしたの。そしたら絶対いじめられなかった。」

 すごい! 小学生の小さな女の子が、すでに、人生をいかにうまく乗り切るかということを真剣に考え、実行していたのです。なんと逞しいことでしょう。こういう子はいつも自分に最善は何かを考えて、頑張るんですね。

 ちなみに私は運動会は好きでした。運動会の前の日、全校生徒がグランドの石拾いをして、きれいになったグランドに石灰でまっ白いラインが引かれると、わくわくしてきました。運動会の当日、自分の椅子を教室から運び出し、定番の「天国と地獄」なんかが聞こえてくると体中が引き締まる思いがしたものです。あの緊張感が好きで・・・。
適度の運動神経を与えてくれた両親に感謝です。

杉並区久我山 松本整体

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2008.10.21  どうしようもなく不器用な人

 うちの患者さんで、とても真面目で気持ちの優しい若い女性がいらっしゃいます。私は彼女の事が大好きです。ところが彼女は何をしても不器用な人で、仕事場でも結構上司、先輩、後輩までも彼女に文句を言ってくるらしいのです。
 
でも、彼女は頭が悪いわけではありません。ただ、何をやらせても、普通にできないのです。普通の人が普通にできることが、彼女には普通ではないのです。一生懸命やるのですが「どうしてそうなるの?」っていう感じの方向にいってしまうのです。とても忙しい時も、優先させるべきポイントがずれているので「今、それする時ではないでしょ。」と言われてしまいます。でも、彼女の判断は「今、それをする時」と思っているわけで、悪気があるわけではないのです。ですから、いろいろ言われることが全部心に刺さります。
辛くて仕事場にいずらくなり、今、転職を考えています。

 確かに、彼女のような人が職場にいたら、周りの人は困ると思います。
でも、彼女にしたら、毎日がベストを尽くしているのです。

もし転職しても、また同じ境遇になってしまうような気がします。
彼女に合う職業ってそう簡単にあるとは思えませんし、どこへ言っても悲しいことに、同じ事の繰り返しのような気がするのです。
世の中には、時々、こういう不器用な人がいます。こういう人達が悲しい思いや、辛い思いをしないで暮らせる方法や仕事ってないでしょうかねぇ。
企業というのは、利益を出さなければいけないわけで、効率よく利益を出してくれる人しか必要でないのです。お給料が同じで、働きの悪い人がそばにいたら、だれでもいい気持はしないと思います。でも、怠けているわけではないし、本人は一生懸命で、真面目なのです。

彼女のこれからを思うと心が痛みます。
こういう人が生き生きと暮らせる場所はないでしょうか。

杉並区久我山 松本整体

 

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2008.10.19  恥しかったです。

今日は「わっ。すごい!」と思ったことが三回ありました。全部同じ事柄が、三回全く違う場所でおきました。

一回目は松本整体から久我山駅までのわずか十数メートルのところで、前を歩いていた人が突然かがみました。何だろうと思っていたら、小さな空箱を拾っていました。もちろんだれが捨てたか分からないものです。何故かというと、私は何気なく前を歩いている人を見ていたので、落としたら気がつくはずです。

二回目は吉祥寺のデパートの中。お食事をして、お店から出てきた時に前から来た男性が、目の前に落ちていたティッシュの丸めたのを何気なく拾って行きました。

三回目は久我山駅を降りてエレペーターにしようか階段を降りようか迷って、体のために階段を降りようとした時、隣のエスカレーターを上がってきた人が、エスカレーターを降りながら身をかがめて目の前の小さなゴミを拾っていきました。アルバイトでティッシュを配っている女の子でした。

昔はごみがあったら、誰のものでも拾ったものでした。でも、いつの間にか足元を見て歩く事を忘れ、自分の近くに落ちているものも気がつかずに過ぎてしまうような生活をするようになっていました。(落としても気がつかない事も多くなってしまいましたが)
今日のようにゴミを拾う人に三回も出会うなんてめったにないことですが、三回もあったお陰で、普段の自分の生活を反省させられました。
今日偶然に出会った三人の方達、ありがとうございました。

杉並区久我山 松本整体

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