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2008.04.28  壊したお家は更地に

 この前、お家が壊されている事を書きました。そのお家が、遂に更地になってしまいました。
 大きな白椿の木とつつじの木があり、竹が生えたささやかながら(よそのお家の事をささやかなんて失礼ですね。)小さな庭がありました。最初家だけが取り壊されていたので、「この木達は残されるのね。良かった。」と思っていたのですが、昨日前を通ったら何も無くなって更地になっていました。
 毎日毎日見ていた木々がなくなってしまった寂しさがこみあげてきました。


工事の内容のプレートを見たら、施工会社の名前はありましたが、建て主の名前は空欄になっていました。
私はてっきり建て直しかと思ったのですが、売ってしまわれたんですね。


 私が久我山で仕事をはじめたころ赤ちゃんだった子が、幼稚園に行く姿に変わり、家のガレージの横に三輪車がありました。それが小さな自転車に変わり、やがて、大人の自転車になりました。最近はときどき部屋からロックがかかっているのが聞こえてきました。心の中で「あの赤ちゃんが、こんな曲を聴く年になったんだなぁ。」と思いながら、年月の流れを感じていました。


 でも、もう毎日見ていた木々達にも逢えなくなり、あの男の子の成長も見られなくなってしまいました。一回も話をしたこともない人々だったけれど、医院だと思ってチャイムを鳴らして以来、ずーと、毎日見てきた景色が、そこにあった生活共々目の前から消えてしまった寂しさ。

お引っ越しされてしまったこのご家族のお幸せをお祈り致します。

松本整体 久保田昇子

投稿者 matsumoto (18:18) | PermaLink
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